ムササビの星空ノート -47ページ目

久しぶりに晴れた

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西に傾いたM8星雲にレンズを向けてみた。

光害とモヤで酷い画像だったが、少し調整したらなんとか見れるようになった。
今回からカメラを新しくした。

ちゃんと赤い星雲も写るのでホッとした。

ようやく梅雨明け。

夏本番だ。

ビクセンのパーツケース

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その安っぽい外観の割に 丈夫でなかなかいい。

アマチュア天文家の必読書・・・眼視派も写真派も 先ずはこの本を読むべきだ

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この本は 天文学者の 斎藤馨児 先生が 20年以上前に 天文ガイドの書評ページで紹介されたもの。

当時、斎藤馨児先生の担当しておられた書評ページに ほとんど天文関係の書籍は紹介されなかった。

哲学、環境問題、自然科学から始まって 、「子午線の祀り」のような平家物語をモチーフにして戯曲まで、実に様々な分野に渡っていた。

彗星会議で 斎藤馨児先生にお会いした時、先生がどうして天文雑誌の書評に天文以外の本ばかり紹介されるのか質問させて頂いたことがある。

斎藤先生は
「若いアマチュア天文家の皆さんは 視野が狭い人が多いので、天文以外の本をもっと読んでいただきたい」
と 言われ、私はまさに自分の事を言われているような気持ちになった。

それ以来、私は反省して斎藤先生が書評でご紹介された本は 全て購入して、何度も繰り返し読んだ。

若い頃に 斎藤先生から紹介されたこれらの数十冊の本は私にとっての宝物だ。

その中でも この本

「眼はなにを見ているか」は
何度もこのブログで紹介させて頂いている名著である。

この本は アマチュア天文家の必読書であると、断言出来る。

プロの天文学者の方は眼では星を見ないので、多分お読みになっていないだろう。

双眼鏡や天体望遠鏡の見え方を 語る人は もちろんのこと、天体写真を撮影される方にもぜひ読んでいただきたい。

お叱りを受けることを承知で言うと、
「眼視観測のベテラン」でさえ、この本をちゃんと読んでいる人を私はほとんど知らない。

何故なら、この本が出版された後に 出版された天文関係の教科書に この本の内容を反映したものを見たことがないからだ。

ネットで検索すれと、だいたい私のブログに辿り着くことが多い。

少なくとも、彗星、変光星の眼視観測をされている人は この本を 必ず読むべきだ。

可能な立場におられる方々は 過去に執筆された観測方法を解説した本を訂正するべきだとさえ思う。



先日、あるベテランアマチュア天文家の方のブログにこんな記述があった。

その方は月などの撮影で有名な、いわゆる天文業界の人である。

私はその方とは個人的にお付き合いはないけれど、商品の購入などのやりとりから、誠実で知識と経験の豊富な良識ある方だと認識している。
決して、誹謗中傷する意図はない。

そのブログに 効き目についての勘違いした記述があった。

「効き目で見ると月は、
効き目ではない方の目だと、月が眩しく感じる」

このベテランアマチュア天文家の方は この原因を 「長年の経験」で説明されていた。

「長年の経験から、効き目では月が眩しく無くなって、ムーングラスも必要無くなった。

逆に効き目ではない方の目では、経験が少ないために初心者の目に近く、ムーングラスが必要である・・・」と。


はっきり言って、これは間違いである。

この眩しくないという現象こそが
「暗順応・明順応」である。

効き目は 明るい月を見ていたために明順応して慣れてしまい、眩しさを感じなくなった。
逆に効き目ではない方の目は 目を瞑っていることによって明順応していなかったので、眩しく感じるのである。

最近の天文ガイドには 塩田先生が この本の内容をさらに発展された記事を連載されたことがあった。
これは天文雑誌の長年の歴史の中では画期的なことだった・・・が、暗順応のことだけが抜け落ちている印象がある。

それは対象とされる天体が 月や惑星、日食などの画像処理の記事だったから当然だと思う。