皇室御用達の望遠鏡 アスコスカイホーク130型(訂正)
今朝、新聞を読んだ時から気になって ネットを検索してしまった。
皇太子さまの天体望遠鏡は エイコー製の9センチ反射経緯台に間違いないと思う。→訂正:アスコスカイホーク130型
「天文と気象」別冊の「天体望遠鏡のすべて」に よく掲載されていた。
私は現物触れたことすらないけれど、当時はなかなかの人気望遠鏡だったようだ。
あの当時、既に10センチ反射赤道儀が何社からも発売されているにもかかわらず、「天体望遠鏡のすべて」には 愛用者からの根強い支持が寄せられていたからだ。
発売されてから30数年以上経過している天体望遠鏡が 手入れも何もせずに使えるわけはない。
新聞に掲載された画像では 改造の有無などの詳しいことはわからないけれど、
とても大切に使い続けているのは間違いない。
デジタルカメラを取り付けて月食まで撮影されている。
同じ天文ファンとして とても好感が持てる。
メーカーさんが聞いたら泣いて喜ぶんじゃないだろうか。
私が小中学生の頃、お金持ちの友達の家に遊びに行くと、8センチクラスの屈折赤道儀があった。
私には羨ましくて眩しい望遠鏡だったが、持ち主の友達は とっくに飽きてしまったらしく、レンズは埃にまみれていたり、ファインダーやフレキシブルハンドルの取り付けが ちょっとズレていた。
要はほとんどマトモに使ったことすらなかったのだ。
皇太子さまの望遠鏡が今なお使えるのは、普段から手入れを怠らないからだ。
写真を見る限り、金属部分に錆はなく美しい。
光学系もミラーの洗浄、再メッキもされているはずだし、光軸も合わせているようだ。
渋い、渋すぎる。
日本の皇室が成金趣味でなくて本当に良かった。