『世界の食料ムダ捨て事情』の書評を読んで
実は私はこの本を読んでいません。
日曜日の新聞の書評欄で初めて知りました。
書評では「…『食料を捨てるのは、誰かほかの人からそれを食べる機会を奪うことだ』と理解し、自分が食べるだけのものを買い、それを残さずに食べることが、食料のムダをなくす第一歩なのだと感じた」と、評者の感想が述べられていました。
食べ物を無駄に捨てるA級戦犯のひとつが、コンビニです。
私はコンビニの経営者です。
私の発注ひとつで、お弁当の廃棄の量は大きく変わります。
私たちはまるで食べ物を粗末に扱う筆頭のようにマスコミに報じられることがあります。
でもね…商品を後ろの新しいものから抜き取って買っているのは、消費者であるお客様自身です。
それによって、コンビニやスーパーでは商品が廃棄になるのが実態です。
『経済は心理学である…』
セブンイレブンの鈴木会長の言葉には、商売の大きなヒントが隠されています。
三流ジャーナリストにはわからないでしょう。
コンビニで廃棄されているお弁当…決して無駄になんかなっていませんよ(笑)。
何を取材しているんだろ?
ジャーナリストって、何にも知らないで、本を書く勇気があるんですね(笑)。
現場を実際に取材しない三流ジャーナリストが、あまりに多すぎます。
子どもが真に受けたらどうするつもりでしょう。
この本に限らず、きちんと取材せずに書かれたエコリサイクル本こそが、紙資源の大きな無駄だと思います。