先週、在宅で末期癌の看取りを支援させて頂きました。末期癌の在宅の看取りは初めてでしたが本当に多くの学びを頂く機会となりました。
看取りの看取りもいいとこです。
その日がヤマと言われ親戚などいつもより多くの人がいて賑やかでした。
仕事帰りに先生も寄って下さいました。
痛みに顔を歪め、体位交換を希望されたので私が介助しました。
『良い!?』
『うん』
そのまま息を引き取りました。私の手の中で…
その時までの支援、全てはご本人の意思、自己決定の下行ってきました。
最期は自宅でと、最初で最後の涙を見せました。
強い薬は極力使いたくない→意識とコミュニケーションを保持したいから。
薬を使わない疼痛緩和、一番神経を使いました。
最新の介護ベッドを搬入すると、『仰向けに寝れるなんて何年振りだろう』と満面の笑み…
仰向けに寝れることが…
末期癌における終末期支援は思っているより足元にニーズあると痛感しました。
何より覚悟を決めるまでの葛藤は正直計り知れません。その後のモチベーションも。
その方は治療を中止し、自分の生き様を通して『生きる』とはを娘や孫たちに教えると言ってました。
はっきり言って強過ぎます。
痛いしか言わないけど目を開けて笑います。
歩行器に干されるように歩いて最期のその日までトイレに行きました。
パッチはほぼ最高まで使ってるが意思疎通可能。それももはや気休めにもならないと、とうとうモルヒネ系座薬が処方。
座薬が届いたら看護師呼んで入れてもらってと指示を受けていたが、1分1秒を大事に生きたいこのタイミングで、今の今は落ち着いている。
呼んだ看護師さんをキャンセルし、座薬の使用もご本人の意思、自己決定を尊重しようと娘さんと決める。
その後の痛みが最期の痛みだった…
座薬を使い、瞑想状態の中逝くのと、最期まで意思を通わせ生き抜くのと、どっちが良かったかはわからない。
ただ最期の最期のその一歩をも、自分の意思で踏み出したと強く感じる。
その日はご本人の孫と母親の誕生日だった…
二週間後の孫の運動会を目標にしていた。
明後日は娘と母親と私の四人で出掛けたいとの希望も訴えていた。
友達や家族との花見も叶わなかった。
予後の予測は難しい。
座って話せる状態の内に外出させてあげれば良かったなぁと悔いが残る。
『陽ちゃんの提案は間違いないから任せる!』
ありがとう。役に立てかな!?
でも本当に頑張ったね!まだだと思ってたけど最後の最後まで力を振り絞ったんだね!
皆いたから安心したのかな!?
最期の最期まで自分で決めて逝ったように俺には見えたよ!?
本当強過ぎるね!
人ってこんな強く生きれるんだね!
孫達にはしっかり伝えるよ!
ありがとうね、伯母ちゃん!
親族とケアマネと両方の側面で看取りの支援をさせてもらいました。
自分らしく生き抜くってこういうことを言うんだなぁ…
思ってたより凄いや!
これが尊厳ってやつかなぁ…
要介護1、介護保険はレンタルのみ。
訪問診療と訪問看護・薬局、福祉用具の皆さん本当にありがとうございました。
伯母ちゃん、じいちゃん頼むね!!
岩手介護コミュニティ協会
藤原 陽介
