【 漢方専門家が知るメソッド 】
アトピー性皮膚炎など、かゆみ・湿疹対応/一心堂薬局様へのズーム研修会行いました。
昨日(7月27日・2023年)、一心堂薬局様から依頼いただいた、ズーム中医学研修会(漢方研修会)を行いました。
秋冬に多い、皮膚トラブル(かゆみ・湿疹・発赤など)ですが、8月にもまた多いものです。
それは、強い8月の陽射しによる肌焼けが、かゆみの引き金になります。
また発汗も同様に、肌に刺激を与え、かゆみの引き金になります。
水を用いる日常作業(炊事、食器洗い、洗濯など)の刺激も、かゆみの引き金になります。
どう対応すれば良いでしょう?
早く不調はおさまるのでしょうか?
《以下の資料は、7月27日の一心堂薬局様のズーム研修会のため作成し、用いたものです》
《この資料は、急ぎ、2日で作成したものです》
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【 漢方、かゆみへの対応 】
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皮膚トラブルに、漢方薬は有効でしょうか?
大学や企業が、アトピー性皮膚炎に、漢方薬・黄連解毒湯で対応しようとしていると聞きます。治験をしているとのことを、聞きます。
この薬だけで、治療は完成するのでしょうか?
初夏・夏に肌にかゆみが生じる訳、秋冬に肌にかゆみを生じる訳。
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肌のバリア機能が弱ったとき、肌トラブルが生じやすくなります。
肌バリアが弱る、漢方で言うその病名は、血虚(けっきょ)です。
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漢方治療では、「病が、どう悪化するか(病の悪化ルート)」を知ることが、とても大切です。
知らなければ、治療は出来ないでしょう。
「中医学基礎(ちゅういがくきそ)」などの書籍に、それは詳しく記されています。
肌のかゆみを代表とする肌トラブルも、上図に記されています。
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病の移行を、イメージ図で表しました。
これは虚証の、病進行具合を示したものです。
《健康 → 血虚(けっきょ) → 陰虚(いんきょ)》
※血虚が、そして陰虚が、肌のバリア機能が弱まる状況を含んでいます。
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ここは、皮膚病対応薬(基本薬)の温清飲(うんせいいん)について書いたページです。
とても重要な知識です。
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他にも皮膚病薬は多くあります。
消風散について、その生薬組成をご覧いただき、薬の薬効を確かめてください。
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思いつきました。
補助薬として、猪苓湯も活用出来るかも?
いや、活用出来そうです。
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皮膚病薬とされる清上防風湯は、治頭瘡一方は、そして主婦湿疹に効く温経湯は。
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便秘があれば、肌トラブルが改善しにくくなります。
ドクダミやセンナを用いて、改善する方法があります。
病は、生活習慣の乱れから起きています。
だからこのページも、とても重要です。
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子どものアトピーが、完全に治癒する可能性があることを示す図です。
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【 一心堂薬局様 研修会資料 】
⇒ 一心堂薬局・研修会「夜間頻尿」尿トラブルの資料(11月 2022年)
⇒ 一心堂薬局・研修会「皮膚病」の資料(10月 2022年)
⇒ 一心堂薬局・研修会「呼吸器のトラブル」の資料(9月 2022年)
⇒ 一心堂薬局・研修会「子どもの嘔吐・下痢・腹痛」(7月 2022年)
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【 7月のズーム講演会(無料)のご案内 】
テーマ「街で見る薬草・薬樹の花(果実)③/夏編」
街で見られる薬草の花を、短歌・詩・小説・などを引用し説明。
それが実際に漢方薬に用いられているとき、健康のために役立つ用い方も説明。
7月28日(金) 午後1:30~3:15
※「お花」「文学」「漢方・薬草」に興味があるかた、知的好奇心を満たす講座です。