愛知県大府市・あいち健康の森 薬草園で、薬草・漢方講演会(1時間半)を行いました。
愛知県薬剤師会様からのご依頼です。
感染防止のための努力を重ね、そして、聴講者を絞って行われました。
お聴きになられる皆さんに、薬草と漢方を身近に感じていただけるよう、お話しするようにしました。
(簡単に聞きやすく仕上げていますが、中身は漢方治療の本質を含めた、本格的な知識です)
1時間半の時間を、4部に分けました。
(1)芽吹く春の薬草は、何のくすり? (40分程)
(2)新型コロナウイルス後遺症、漢方の目で見ると (20分程)
(3)無料で出来る、肌をいきいきと輝かせる方法 (20分程)
(4)質問の時間 (20分程/お答えしていて10分延長)
当日お聴きになられた皆様、印象はいかがだったでしょうか。
その折に用いたパワーポイント資料を、ご覧ください。
(通常は、ホワイトボードに板書して講演会を進めますが、多人数の時はパワーポイント資料を作り、講演をします)
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最終回です。肌を無料でいきいきさせる方法と、その根拠となる漢方の考え方について、お示しします。
(かんたんに見せていますが、結構難しい内容も入っています)
以下が、肌のつやをずっと保つための生活習慣です。
これを守り一定期間過ぎれば、肌の状態が良くなりますが、少しでも早く改善したい場合は、対応の漢方薬(当帰を主薬とする、漢方薬・四物湯を基本とします)を飲みます。
(肝は血を蔵す、肝は目に開竅する、を 根拠とします)
「肌のつやがなくなる」というのは、血流悪化の始まりです。それって本当?
お風呂に入ったあと、肌はつやつやするでしょう? それは血流が促進されるからです。
血流悪化の状態は、目のトラブル、爪のトラブル、筋肉けいれんのトラブル(こむら返りを含む)、生理周期の遅延などの不調を呼びます。それを、血虚(けっきょ)と呼びます。
これは漢方診断の大切な知識です。知らないと、診断出来ないのではとさえ、思います。
病の流れ(虚証の4分類、そこからの病の広がり)を、これから示します。図として表したのは、私の先生です。それをさらに分かりやすくしようと思い、私なりの図を作りました。
言葉での説明は漢方書籍(中医学入門などの書籍)に必ずありますが、こういった図は、見た事がありません。
「病には流れがある」これを知れば、対応を的確に行うことが出来ます。
身体が衰える2つのルート(これ以外にはありません/虚証の分類)
そこから病は広がります(身体の衰えがあると、病を受けやすくなります。例えばウイルス病なども)。
こう出来れば、
こうなると言う事です。
最期に、宣伝のスライドを2枚。
「伊吹山 花のガイドブック」は、10年程前に一生懸命作った本です。
(文は全部書きました。画像は95%わたしが撮影し、あとは仲間の画像をお借りしました。)
伊吹山散策で持ち歩きやすいよう、ポケットに入るミニブックとしました。販売価格1200円です。
伊吹山山頂えびすや(山頂売店/えびすやだけで販売)、道の駅・旬彩の森(山麓) などで、販売中です。
薬草・漢方講演会資料を、ご覧いただき、ありがとうございます。講演は、こんな内容で進めました。
コロナ状況下でなかなか講演会を開けませんが、いつかまた、皆さんの前で講演が出来るようになる事を信じています。その日が来るのを、楽しみに待っています。
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⇒ パワーポイント資料① に もどる 身近な薬草について
⇒ パワーポイント資料② に もどる 身近な薬草② 食欲を抑える漢方薬
⇒ パワーポイント資料③ に もどる 新型コロナウイルス感染後の後遺症、漢方視線での対応