約一年もみじカンストまで使ってきた個人的な感想です。
【もみじのジレンマ】
・高齢者100kmマラソン選手
インク効率は他の追随を許さない一方、継戦能力を発揮するには生存し続けないと意味がない。もみじの撃ち合いはかなりシビアでやられやすく、せっかくの長所が埋もれる。また射程とキルタイムが底辺なため塗りが強いは半分嘘。劣勢時はへたに前に出られず貢献しづらい。
・味方編成によっては前線に立たざるを得ない
塗り専ダイナモ、長射程揃い、ゾンビ隊がいると前線が手薄になり劣勢になりやすい。打開難度が高いのでどれだけ戦線維持できるかも問われる。
・キルしなくていいわけではない
サポートだけしていればいいというのは幻想。ちゃんとカバーなりキルできる引き出しがないとどこかで足を引っ張る。
・サポートしても味方は溶ける
過度なポイズン使用、噛み合わないスパセンは逆効果。ポイズンやスパセンで返り討ちに合う味方は野良ではよくある光景。
・味方からもヘイトを集める
塗りや交戦のサポートをするほど味方にキルを吸われやすい。もし負けた際はリザルトで真っ先に批判される覚悟も必要。
以上から現環境では非常に厳しいブキのひとつ。とりわけ連携のとりづらい野良で勝率を安定させるにはエイムがいらない分プレイヤースキル、立ち回り、ルールへの理解を向上しないと難しいと思われる。
【ポイズンボールについて】
自身の中射程やスペシャルとのコンボで戦える他のポイズン持ちブキとは違い、もみじは小回りが利くことでポイズンのエイムを合わせやすく、またインク効率が良いことで気軽に投げられるのが特徴。ポイズンの特性については周知のものとして省略する。
【ボム飛距離ついて】
射程と着弾速度が上がるボム飛によって行動範囲が変わる。ポイズンの投擲射程は以下のようなかんじ。
メイン0 約50 スシ、52、ZAP、バケツなど
メイン1 約68 スクイク、96、プライムなど
メイン2 約76 ダイナモ、竹、バレルなど
【対面について】
最大ダメージ28のため4確だが以下で更にキルが遅くなる。
・防御積み(2.2/1.5以上)
・ダメージ減衰(28~14)
・集弾性が悪い(4発続いて中央に行かない)
そのためもみじの撃ち合いは奇襲か持久戦がメイン。
奇襲は見極めが非常に重要。敵の反撃から外れた角度で先手を打つ。
持久戦はポイズンで先手を打ちつつ敵のインク枯渇を狙う攻め方と集弾性の悪さを逆手にとりオブジェクトを利用した戦い方がある(後述)。
【もみじの小技集】
小技と言うほど大それたものではないが、もみじ使いによく見られる戦法をまとめてみた。
・蟹撃ち
もみじの撃ち合いにおける基本的なスキル。ZAPやヒト速スシのようにカニ歩きで撃ち合う戦法。集弾性の悪さを逆手に敵の正面をとらず攻撃をかわしながら散弾でダメージを重ねる。
・角撃ち
もみじの撃ち合いの中でも重要なスキル。地形やオブジェクトを利用して散弾でダメージを重ねる持久戦法。ブラスターの爆風に近い戦い方だと思われる。
・密着撃ち
集弾性が良い他のシューターより当たり判定が緩い感触。ポイズンからの密着撃ちは相手がいかに速かろうと逃さないコンボだがキルタイムと反応速度の速いS帯以上は返り討ちに合いやすい。そのため相手のブキやギアによってポイズンありなしを使い分けたい。またポイズンを当ててすぐ飛び込むより一呼吸置いた方が虚をつける。
・中距離射撃
集弾性の悪さで弾が連続して当たらないという欠点があるが高い確度で連続して当たる絶妙な射程距離がある。通常時の交戦ではゼロ距離ではなくこちらを中心に戦いたい。
・ダブル投擲
インク消費50%のポイズンを横や縦にずらして同時に投げることで命中率を上げる投げ方。インクが枯渇するので投擲直後はイカ状態で移動しつつインク回復する流れまでを想定する必要がある。サブインク効率を積むことで接近戦でもふたつ投げつつ戦うor逃げることも可能。
・ジャンプ投擲
直立状態で最大射程を投げるにはやや上を向く必要がありやや煩わしい。しかしジャンプした瞬間は少しの間だけ最大射程になる。遠近使い分けるのに役立つ。
・地面投擲
ポイズンから奇襲までの間に敵に交戦準備をさせてしまう。そのため敵にポイズンを当てたと同時に奇襲を打ち込むひとつとして敵が間合いに入ったら煙幕のように地面にポイズンを叩きつける。ヤグラ上での混戦や人数不利での単独ホコ処理などでかなり活躍する。
・落下投擲
奇襲時にボムの落下特性を利用した間合いの詰め方。重力計算がないのか途中から垂直落下になり速度も落ちかつ一定になる。これを逆手に敵上空に投げて落下する間に接近する。ボム飛がないと使えるケースが少なく難度も高め。
・雷神ステップ
ボールドで一躍有名になった慣性キャンセルを利用した移動方法。毒漬け後に近づく、前線離脱する、ヤグラ上で使うなど使用頻度は高い。オレンジ色のインクでやるとさながら椛の舞。
・スパセンによる殲滅戦
スプラトゥーンにおいてどのルールでも人数不利は致命的。もし味方や自身の活躍で敵が残り1~2枚になって居場所がわからなければ勿体ぶらずスパセンを打って残敵を掃討しよう。
【ガチエリアにおいて】
・とにかく生き残ること
・メインはエリア塗り合いに持ち込めれば強い
・ポイズンは交戦場や敵復帰組の侵入妨害用、無駄に投げない
・スパセンは打開時や殲滅時にタイミング合わせる
・前線ではオブジェクトと小回りを生かす
・敵が密集している場合はポイズンを投げ横や裏へ移動
・敵が孤立している場合は敵の向きを意識しつつ近づき処理
・エリア管理、前衛と十字を組むための遊撃も可
個人的に対面や射程を問われるエリアは難しい。もみじ初期ギアでカンストしたあのかえる氏の投稿動画は氏自身のプレイヤースキルと状況判断能力の高さが顕著。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29763082
【ガチヤグラにおいて】
・ヤグラをオブジェクトとして最大限利用すること
・ヤグラ柱やヤグラ上でのポイズンが刺さる
・ヤグラ上は敵味方ともにエイムがぶれやすいため密着撃ち推奨
・擬似3確(攻撃2.2or1.5以上)にすることでボールドのノリで戦える
・ヤグラ上の雷神ステップでカウント稼ぎが可能
・ヤグラ上からのポイズン投擲で援護や侵入妨害
・ヤグラステジャンは下方修正により密着撃ちで難なく対処可能
・防衛後はヤグラにすぐさま乗り持ち前のインク効率で塗り返していく
・ヤグラに味方が乗る場合はスパセンで遊撃や裏取りに回り十字を組む
オブジェクトを利用した戦い方と射程や集弾性のカバーがヤグラ交戦で一気に成立するのでキルレも良くなりやすい個人的注目ルール。ヤグラは固定ルートのためスパセンで遊撃や裏取りしやすいのも魅力。ただし勝つにはキルレだけではないのがKGM氏の投稿動画「S+もみじの日常」でもわかるので気をつけたい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28519622
【ガチホコにおいて】
・ポイズンスパセンは猛威をふるう
・開幕はホコバリアの奥や最短ルートにポイズン
・ホコや護衛は毒漬けで一緒くたに毒漬けで時間稼ぎ
・ホコを狩る場合は潜伏からの地面投擲で処理
・自身か味方がホコを持つ直前にスパセンを打つと効果的
・機動力の高さを生かして塗りまわり敵のルートを潰す
・スペ減小なのを生かし戦況に応じて積極的にホコを持つ
他にもスマイルさんと自分のガチホコ所感やルールの特性についてしっかり抑えておきたい。ホコを持たない場合は護衛に不向きなのもありガチホコの逆サイドを意識した塗りの遊撃をしたい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27991406
【もみじが味方にいたら】
・むやみに特攻しない
もみじの設計思想は短中射程のサポート特化ブキ。離れすぎる味方のフォローはしたくてもできない。
・塗りには気をつけろ
無敵なし短射程かつポイズンを軸にした立ち回りが多いため塗りをもみじだけに任せられないケースもある。もみじがいるからと塗りを捨てて特攻するのは誰かが無双できないかぎり負けパターン。
・ポイズンの音がしたらサブを使おう
スプラボムは確殺できるのですぐ転がそう。キューバンは逃げるしかないので追い詰められる。チェイスはホーミング(音が騒がしい方)なら確殺できる。シールドは反撃されるリスクをカットしつつ余裕を持って倒せる。毒漬けの敵には不用意に近づかずサブを使おう。
・チャージャーは落ち着いて
射程内にも関わらず毒漬けを抜けないスピナーやチャージャーが多い。地形やオブジェクトで敵を倒しづらい場合は敵付近や近づける壁や通路を塗るだけでもアシストできる。
・キルレがひどくても
キルが少ない場合は十字砲火で味方の確定数を減らしたりサポート重視で立ち回っていることがある。デスが多い人に引きずられて成す術なく敵に囲まれているケースもある。チーム全体のキル数が高ければもみじ単体のキルが少なくて然るべき。ただしもみじのデスが他の味方より多ければ特攻や遊撃失敗の戦犯なので呆れてよし。
【もみじの可能性】
塗りもキルも難しいこのブキ、性能でごり押せるほど甘くはない。そのため性能に頼らない勝ち方、立ち回り、状況判断能力を養えると思う。射程管理は必要だがエイムはいらないのも個性のひとつ。いわゆる厨ブキ対策に光る一面もあるので攻略の一助になるかもしれない。
【本格的に使うためには】
ボールドで密着撃ちと遊撃、ホッブラでポイズン射程と角撃ち、スピコラでポイズンの使用頻度と塗り広げ方の練習ができるので個人的にオススメ。同じポイズンスパセンの竹乙は練習になるか不明。わかばは射程管理を練習できるがボムとバリアに頼ってしまうとむしろ弊害となる。またいきなりS+部屋だと大抵はまるで歯が立たなくて絶望するだけなのでウデマエの低い相手から着実に慣れていくほうが無難。
【さいごに】
もみじは機動力の高さと連携や試合運びを楽しめる魅力がある。
もみじシューターはいいぞ。