おはようございます。


秋の虫の音が心地よく

朝晩はだいぶ秋らしい気候に

なった今日この頃です🍂


昨日から抗がん剤治療が始まりました。

先ずはEC療法を4クール予定しています。



私の通院している病院では、基本的に

抗がん剤治療は外来化学療法室

受けます。

その前に必ず乳腺外科の診察

セットです。

既に先週の受診で採血は済ませてあるので

今回は、診察室からのスタートです。

採血結果は問題なし。

予定通りGOサイン出ました👌

EC療法を始めるにあたり、副作用の一つである

悪心・嘔吐について。

若かりしき頃、病棟勤務時代の私の記憶の中の

抗がん剤治療患者さんは、とにかく

嘔気・嘔吐との戦いで、食事だけでなく

水分摂取もままならず、点滴で水分補給、

しかも基本的に全て入院治療だったと記憶しています。

医学の進歩と共に、抗がん剤の開発もしかり

制吐剤の開発や使い方もかなり進歩したとは

見聞きしてはいるものの・・・。

過去2回の妊娠・出産を経験していますが

どちらも妊娠悪阻の症状はかなりキツかったと

記憶しています。

悪阻の話を主治医に伝えると、

嘔吐中枢が敏感なタイプ

なのかもしれないからと、

元々予定していた処方に、更にもう一種類

制吐剤を追加して頂けました。

ただ、最近は 抗がん剤点滴前にも内服と点滴薬で

制吐剤を使うのと、点滴翌日と翌々日も

しっかり制吐剤を飲んでもらうので

ゲーゲー吐いて水も取れませんという症例は

殆ど聞かないので、今日処方したお薬を

上手に使ってもらって、コントロール出来ると

思いますと。

それでもコントロールが難しい時は

遠慮なく電話して下さい、と。

何とも心強い! 

悪心・嘔吐の症状が強く出て 

食事が殆ど取れないとなると

抗がん剤後の全身状態の改善を図りたくても

改善どころか悪化の一途と成りかねない。

そうなると、計8クールの抗がん剤治療なんて

とてもじゃないけれど 身体が耐えられず

治療を断念する事にだって成りかねない。

マイナス思考は良くないけれど、

過去にそういう患者さんを見てきた経験が

ここへきて不安増大に繋がっている気がする汗

ここは、先生の言葉と医学の進歩を信じて、

前向きに進まなくちゃ!!




診察が終わり、外来化学療法室の受付へ。

お薬の準備に30分〜60分かかるというので

待ち時間を利用して 院外処方箋の提出と

形成外科の診察受付へ。

こちらも、挿入中のエキスパンダーへの生理食塩水の

注入に、定期的に通院する必要があります。

2週間に一度くらいのペースでとの事でしたが

家族の送迎の負担も考えて

3週に一回、抗がん剤治療の日程に合わせて

お願いしています。

形成は、診察の順番にはまだまだ時間がかかるそうなので

外来化学療法室へ戻りお薬が出来るのを

待つことにしました。

外来化学療法室の受付に

本日71名予約と書いてあり

そんなに沢山の方が抗がん剤治療を受けるために

通院しているんだな、と驚きましたが

受付の方曰く 今日は少ない方ですよ!とのこと。

受付を抜けると、広い空間に

リクライニングベットが、全部で44台並んで

いました。

小さなTVとミニテーブル、荷物置き用のカゴと

点滴スタンドが全てのベットに用意されていますが

カーテンなどの仕切りはなく、ちょっとびっくり👀

荷物を置き、持ってきた飲み物や氷、イヤホン

ミニタオルなど 一通りセットし終え

ベットのリクライニング調整をしている所に

小さな点滴をバットに山盛り載せたワゴンを

ガラガラと押して、看護師さん2人登場です。

お薬の準備が出来たので、これから初めて行きます。

お名前と生年月日を教えて下さい。

今日からEC療法がスタートですね。

点滴の内容と流れと時間なども簡単に説明があり

看護師さん2人で ダブルチェックしながら

全ての点滴ボトルをスタンドに吊り下げて行きます。

フックがかなり満タンな感じで

頭上から落ちてくるんじゃないかと

見上げてしまいましたあせる


点滴を始める前に制吐剤の内服です。

アパレピタントというカプセル薬


続いて静脈確保

私は右の腋窩リンパ節郭清をしているので

左手しか点滴が出来ません。

左は特に出にくくて、ごめんなさい!と話していると

何と1発で仕留めてくれました✨

流石プロ‼️

初めに生理食塩水を流し 漏れがないかの確認。

続いて 制吐+抗アレルギー薬の点滴 30分

次に  制吐剤の点滴        10分

そしていよいよ抗がん剤です

先ずは エピルビシン(赤い薬)10分

  投与開始少し前から 水氷を口に含み

  口腔粘膜の保護に努めます。

  

  投与開始から程なくして バイタルチェック。  

  バイタルも全身状態も変わりなし。


あっという間に終わり

続いて  エンドキサン    30分

  水氷は継続中。 あっという間にとけて

  食べ終わってしまうので、持参した氷では

  足りないかもです(15こくらい)

  次回はもう少し多めに持参します。


  こちらも初めてすぐにバイタルチェック。

  バイタルは変わりなさそうですが、 

  何やら点滴側の肘の関節内側あたりに

  まとまって二箇所ほど赤くなっているのを

  発見!すぐに看護師さんに伝えると

  一旦点滴を止め、招集令発動!

  あっという間に5人くらいの看護師さんが

  大集結!!  みんなで観察している間に

  少しプツプツと盛り上がって来ました。

  膨隆疹の様です。 

  首下から鎖骨付近も薄ら赤かったみたいです。

  すぐさま先生に確認をしてくれて、

  抗がん剤のアレルギー症状だと思うけれど

  局所症状なので 投与続行の指示です。

  一連のやり取りの間は生理食塩液を落として

  いたのですが、抗がん剤再開時には

  湿疹の膨隆は収まり、薄ら赤い程度に。

  首周りの発赤も消えていました。

  治療再開し、その後は特に何事もなく

  無事に点滴を終えることができました。

  点滴を終えた時には、発赤すら変えていました。

  一先ず良かった!


今日は初回投与なので 投与中に薬剤師さんからと

がん抗がん剤認定看護師さんからのお話がありました。

アレルギー騒動もあり 途中 氷も食べなくては!と

意外と慌しく過ごした時間でしたあせる

周りの方は、TVを観たり動画を観たり

アイマスクして眠っている方など

かなりのんびり ゆったり過ごされている

印象です。

私も次回は ゆっくり過ごせる事を願いたいです。


点滴が終わり 外来化学療法室を後に。


続いて 形成外科へ。

前回の注入から1週間しか経っていませんが

皮膚が柔らかくて

よく伸びるから

まだ余裕がありそうなので

今日も注入しましょう!

との事で、

本日も80cc注入しました!

初めに入っていた100ccと合わせると

既に260cc! 

今回は結構皮膚が張っている感じがあるので

保湿とマッサージで 伸びやすくしなければ!


次回の診察も、抗がん剤投与日と

合わせて頂き3週間後の予定です。

形成も無事に終わり、薬局でお薬を貰い

主人にお迎えをお願いして 

帰路に着いたのは 15時でしたあせる

朝8時に自宅を出発して 半日仕事。

形成の待ち時間がもう少し短縮されると

有り難いですが、大病院だとなかなか

難しいそうですね。


気になる副作用の方は・・・

帰宅時には 全く感じず。

疲れたので少し横になりました。

ちょうど日暮れころ、息子が帰宅し

起きがったら立ちくらみ、からのムカムカ感!

まさに悪阻を思い出すこの感覚爆笑

早い方だと

今夜あたりから

吐き気が出ます

とは確かに言われましたが・・・


早いよー笑い泣き

私の体、素直過ぎる汗

夕食は匂いがダメで、食べる事を考えただけで

ダメで(悪阻もそうでした)パス!

夜 頓服の吐き気止めを飲んで

何とかシャワーを浴びて 飲むゼリーを1個。

水分は切らさない様に 一口づつこまめに飲んで

繋いでいます。

その後 一眠りして またムカムカで目覚める。

少し様子見でも ムカムカで眠れず。

時々生唾が込み上げてくる。

トイレに歩いたら さらに悪化で

仕方なく 真夜中にもう一種類の頓服吐き気止めを内服。

薬が効いた様で、夜明けまでぐっすり眠れました。


話に聞いていた通り、確かに吐くまでは至らない

けれど、常にムカムカしていて、動作や匂いで

さらに嘔気upしてしまう。

吐く前に飲む!で 暫く乗り切るしかないの

でしょうか笑い泣き


幸い、吐き気以外には今のところ副作用らしき

症状はなさそうです。

この後吐き気がどのくらい続くもののか・・・

2週目あたりで骨髄抑制が最も強くなると

思うので、倦怠感や発熱なども気になる所です。


また体調と相談しながら後日談もボチボチ

書かせて頂きます。

どなたかのご参考になれば幸いです。


今日も読んでいただきありがとうございます。


闘病中の皆さんも、闘病を支える皆さんも

どうか夏のお疲れが出ません様にニコニコ