我が家で1年ほどになるでしょうか。
ほぼ毎日使ったお椀と新品を比較してみました。
なんと、正解は左のやや小さいほうが新品でした。
個体差もあるにはあるのですが、使い込むうちに比較的漆の厚い部分の艶が増したようです。
我が家では朝食も7割はご飯。
なので旅行なんかで家を空ける時以外はほぼ毎日使っています。
さて思い起こせば、このブログで「漆の取扱い」の話をきっちりしたことがなかったような気がします。
クラフトフェア等で一番よく聞くお客さんの声は
「扱いが難しそう」
「使える自信がない」
「手入れが面倒そう」
などなど・・・非常に後ろ向きなご意見を多く頂戴いたします。
しか~し、しかし。
hideに言わせれば、
「漆のうつわほど扱いの楽なものはない!」ってなことになるのであります。
では具体的な取扱いについてご説明しますと、
「とにかく手入れの必要など全くない!」
の一言に尽きるのであります。
日常で使う漆製品は、最低でも月に一度くらい使えば何の手入れも必要ありません。
そうなんですよ、逆に年に一度しか使わないと手入れが必要になります。
使わないで食器棚の奥にしまっておけば、湿気を吸ってカビがはえてきますからね。
扱いは他の陶磁器とそれほど変わりません。
レンジと食洗機のみNGですが、
熱湯でも油ものでも、酸性アルカリ性何でも大丈夫です。
つまりぐつぐつ煮えたお鍋や煮魚、カレーにハンバーグ、パスタ、生野菜にたっぷりドレッシングなどなど・・・何でもござれ!
使用後は普通に食器用洗剤と軟らかいスポンジで洗うだけ。
他に特別な手入れなんて何もありません。当然、hide自身何もしたことはありません。
ご飯粒がこびりついてしまった時は、水をはったタライにじゃぼんですよ。
ただ、金属製のスプーンや陶磁器類でこすったりすると簡単に傷は付きます。
それくらいでしょうか、注意するのは。
アツアツの煮物やスープを注いだお椀を両手でしっかり持てる幸せ。
そして何より軽いうつわというのはhideくらいの年齢の人間にも嬉しいものです。
さあ、漆のうつわを持つことへ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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