我が家で1年ほどになるでしょうか。

ほぼ毎日使ったお椀と新品を比較してみました。


2014お椀1年目01
栃筋目椀 φ3.8寸とφ4寸
さて、どちらが新品?
右側の方が艶があるように見えますね


なんと、正解は左のやや小さいほうが新品でした。

個体差もあるにはあるのですが、使い込むうちに比較的漆の厚い部分の艶が増したようです。


我が家では朝食も7割はご飯。

なので旅行なんかで家を空ける時以外はほぼ毎日使っています。


2014お椀1年目02
作った人間から見ても、
1年間の使用ではさして変化は見られませんでした


さて思い起こせば、このブログで「漆の取扱い」の話をきっちりしたことがなかったような気がします。


クラフトフェア等で一番よく聞くお客さんの声は

「扱いが難しそう」

「使える自信がない」

「手入れが面倒そう」

などなど・・・非常に後ろ向きなご意見を多く頂戴いたします。


しか~し、しかし。

hideに言わせれば、

「漆のうつわほど扱いの楽なものはない!」ってなことになるのであります。


では具体的な取扱いについてご説明しますと、


「とにかく手入れの必要など全くない!」


の一言に尽きるのであります。


日常で使う漆製品は、最低でも月に一度くらい使えば何の手入れも必要ありません。

そうなんですよ、逆に年に一度しか使わないと手入れが必要になります。

使わないで食器棚の奥にしまっておけば、湿気を吸ってカビがはえてきますからね。


扱いは他の陶磁器とそれほど変わりません。

レンジと食洗機のみNGですが、

熱湯でも油ものでも、酸性アルカリ性何でも大丈夫です。

つまりぐつぐつ煮えたお鍋や煮魚、カレーにハンバーグ、パスタ、生野菜にたっぷりドレッシングなどなど・・・何でもござれ!

使用後は普通に食器用洗剤と軟らかいスポンジで洗うだけ。

他に特別な手入れなんて何もありません。当然、hide自身何もしたことはありません。

ご飯粒がこびりついてしまった時は、水をはったタライにじゃぼんですよ。


ただ、金属製のスプーンや陶磁器類でこすったりすると簡単に傷は付きます。

それくらいでしょうか、注意するのは。


アツアツの煮物やスープを注いだお椀を両手でしっかり持てる幸せ。

そして何より軽いうつわというのはhideくらいの年齢の人間にも嬉しいものです。


さあ、漆のうつわを持つことへ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。





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