昔から
まわりと足並みをそろえるのが
得意ではなかった。
みんなと同じようにするのが、
どうしても落ち着かなくて。
合わせた瞬間に
自分が押しつぶされそうな感覚がしてた。
「迎合はしない」とか
「自分で選ぶ」とか
そんなふうに考えていたわけでもなく。
気づいたら、
人と少し距離を取るようになっていて。
今思えば、
それはほとんど無意識だったと。
誰かと対立したかったわけでも、
ひとりでいたかったわけでもない。
ただ
そうしているほうが自分を保てている。
という感覚。
でも
そのあり方は
いつも楽だったわけではないかも。
気づけば輪の外にいて
「ちょっと変わってる人」
「近づきにくい人」
そんなふうに見られることもあったと思う。
本当は、
人と関わるのが嫌いだったわけじゃない。
ただ
深く近づくのが少し怖かった。
わかってもらえなかったらどうしよう。
否定されたらどうしよう。
そんなことを考える前に
無意識に。
体のほうが先に
一歩引いていた。
合わせない。
流されない。
そうしてきたつもりもないのに
結果的に
ずっと力が入っていたのかもしれない。
強くなりたかったわけでも
正しくありたかったわけでもないし。
ただ
自分でいられる場所が欲しかった。
最近になって
そう思い返すようになった。
立ち止まって
少し力を抜いて。
「こうしなきゃ」を手放したところに
やっと聞こえてくる感覚がある気がしている。
今はまだ、
はっきりした答えがあるわけではないけど。
自分の感覚を
置き去りにしないということ。
大切にしたいと思っている。