1月10日放送開始、NHK大河ドラマ真田丸、長澤まさみインタビュー記事より | 長澤まさみと「脳内カメラ」

長澤まさみと「脳内カメラ」

大ファンである長澤まさみを独自解釈で書き綴ります


NHK大河ドラマ真田丸、ヒロイン「きり」長澤まさみインタビュー
インタビュー配信記事元:2016.1.2~4
テレビファン・ウェブ
ZAKZAK by 夕刊フジ
クランクイン!


三谷幸喜

-キャスティングしたポイントは?

きりはたぶん視聴者にとっては一番身近な存在で、感情移入する人が多いから、
親しみやすくしたかったんです。去年、長澤まさみさんと舞台を一緒にする中で、
役に対する取り組み方がとても素晴らしいと感じていたので、この方なら1年間、
視聴者と共に信繁に付いていけると確信しました。

-信繁にとってきりはどんな存在なのでしょうか。

信繁ときりは付かず離れずで、けんかもする。でも信繁のたくさんの側室の中で、
信繁の心の一番大事なところにいた人が、きりだということが最後の最後に分かる、
そんな存在です。ずけずけとものを言うし、当時の戦国の枠からはみ出た破天荒な
ところもある。信繁も型にはまらない人なので、自由人である信繁が結局一番心を
許したのは自由人であるきりだったということでしょう。


堺雅人


-女性陣も個性的な人がそろっていますね。

信繁の生涯のパートナーとなる、きりを演じる長澤まさみさんは
計り知れないようなスケールの大きな女優さん。
物語をかき乱す役ですが、魅力的で素晴らしい演技をされます。


長澤まさみ

-大河ドラマは3回目ですね。

忍びの役しかやったことがなかったので(笑)初めて側室を演じるのが楽しみです。

-三谷幸喜さんが描く戦国の女性たちのことをどう感じましたか。

これまで戦国時代の女性というと、一般的には「物」というイメージしかなくて、
当時の女性の身分の低さを考えざるを得ないという状況がありました。
でも今回は、三谷さんが戦国時代に生きる女性に人間らしさという息吹を吹き込ん
でくれている感じがして、戦国時代に対する愛を感じます。

-三谷さんからは何か言われましたか。

きりのせりふは現代語に近いからこそ、どう読むかはあなたがちゃんと考えて
やりなさい」と言われています。現代語的ではありますけど、言い回しをちゃん
と気を付ければ時代劇になると思います。きりがそういう言葉遣いをすることで、
若い人が時代劇に興味を持つ入口になれるのかなと思います。

-三谷作品の魅力は?

わざわざ役者の側から笑わせようと思わなくてもいつのまにか笑いになっている
という脚本の正確さがすごいと思います。


-プロデューサーや監督からは、きりは“戦国のヤンキー”と言われていますが。

おせっかいおばさんって感じですかね(笑)。
信繁の隣でとにかくず~っと喋ってるんですよ。武家の娘ですけれど、あまり
所作など考えないようにラフに演じています。戦国のヤンキーと言われましたが、
自分を貫いているという意味でそこに通じているのかなと思っています。


-きりの人間性が分かるような役作りはしていますか。

食べるシーンではよく食べ、しゃべるシーンではよくしゃべるように表現しています。
感情の赴くままというのが若い時のきりだと思っていますので。


-信繁の兄、信幸を演じる大泉洋について。

本当に勘弁してほしいんです。祝言で泣くシーンがあり、気持ちをつくっていたのに、
撮影直前に近寄ってきて横でずっとしゃべっているんです。
KYっていうか、もう台無しでしたよ。


-気になる人は徳川側の武将、本多忠勝を演じる藤岡弘

私、真っ直ぐな方が好きなんです。
真っ直ぐな先輩をみて、真っ直ぐに生きていきたいと思うんです。


-堺雅人さんはいかがですか。

毎週月曜日のリハーサルでは、監督が決めてきた三谷脚本の笑いどころみたいな
部分だけでなく、演じていく上でのいろんな気づきみたいなことを堺さんも提案
して芝居を作っています。そういうところを見ると、本当に笑いのセンスがある
人なんだなと思います。視聴者の方がちゃんと信繁の気持ちに沿っていけるよう
な芝居をされているので、すごいなと思います。掛け合いが多いので、必死で付
いていっています。とにかく、すごく頼りになる方です。

本当にお芝居が好きなんだな、愛しているんだなと感じますね。お芝居のために
生きているというか、すごい情熱が伝わってきます。本当にお芝居のために生き
ているような人。そこまでの情熱が私にあるかというと、まだまだですね…

今回もとても勉強されていて、真田に関する本はほとんど読まれていたり、
ゆかりの地にも全部回っているそうで、オタクだなって(笑)。
そこまでされる方ってなかなかいないと思います。


-堺雅人演じる信繁との関係については

まぁ、惚れたほうの負けというのがきりなのかなと。たぶんきりは、常に悩んだり
疑問を抱えながら生きている信繁がかわいいんじゃないでしょうか。
そういうところに惹かれたんだと思っています。何か手助けしたくなるというか。
ただそれは母性という感情ではなく、純粋な乙女心からだと思います。

-きりは信繁のどういうところに引かれているのでしょうか。

きりにとっては、常に悩んだり疑問を抱えたりしながら生きている信繁がかわいく
思えるのかなと。母性本能というよりは、純粋な乙女心の方が強い気がします。
今後もこの力関係は変わらないでしょうね。信繁が頑張って敵や難局に立ち向かっ
ている姿にほれぼれとしているきりが、それをずっと見ている。良い意味で一歩下
がった女性である側室に、いつしか支えられている信繁なのかなと思っています。


-きりは真田家の重臣の娘。家族のシーンで大事にしていることはなんですか。

武家の娘として厳しく育った姿を見せられたらと思っています。お父さんに反抗す
るシーンもありますが、きりは基本的には枠からはみ出せない人間なので、行儀の
良いヤンキーみたいな感じです(笑)。私と共通する点もそこで、割と自分の出番
が来るまでじっと待っている方なんです。

-真田の里で印象に残ったことは?

長野県は自然が豊かでのどかなところです。真田の里で育った人たちはすごく穏やか
で伸び伸びとしています。私も静岡で伸び伸びすくすくと成長させてもらったので、
きりと(育った環境が)似ているなと思いました。


-きりは信繁の初恋の相手で最初の子どもを産む梅ちゃんのことはどう思っているんでしょう。

良い子だなと思っていると思いますけど、やっぱりうらやましいんだと思います。
自分とは違う魅力を持った人だからこそ、かなわないと思うのではないでしょうか。


-演じている黒木華さんはどうですか。

ずっと共演してみたかったんです。年下なんですけど、一緒にリハーサルをやって
いると楽しいし、他の人にはない強さがある女優さんだと感じます。


-これまでで楽しかったシーンは?

草笛(光子)さんと一緒にお芝居したこと。せりふ回しは歌のように聞こえますし、
着物を着ている時のたたずまいはとても勉強になります。共演者のお芝居を見てい
ると、きりという役の伸びしろを作ることができるので、役者同士のお芝居の化学
反応が楽しいです。

-ドラマの見どころは?

戦国時代を知らない人でも回を重ねるごとに分かっていける、分かりやすいドラマ。
きりが今後、信繁にとってどれほど重要な人物になっていくかが面白いところだと
思います。


-1年間の長丁場ですが。

それが大河の難しいところ。月曜からリハが始まり金曜まで撮影。で、
土日がオフ。変にゆとりがあるので、逆に集中し続けることが難しい。
パンとオンとオフと切り替えたいんですが…。


-長澤まさみの元気の素は?

みんなの頑張る姿から元気をもらっています。逆にスタッフが疲れていたら、
私が頑張って早く撮影を終わらせようと燃えます。いい意味で人のせいにする
のがいいのかな


-真田家の結束を強めるために、堺らとの食事会で交わされた約束

仲良くなるためには、鬼ごっこがいいんじゃないかと。
NHKからは代々木公園も近いし。じゃあ、鬼は誰がいいだろうという話になって、
その場にはいらっしゃらなかったんですけど、やっぱり藤岡弘さんだろうと。
きっとバイクで来てくれるって。それで先日も、リハーサルのときに堺さんに、
『あの、鬼ごっこはいつやるんですか?』って聞いたら、『長澤さんが藤岡さん
を誘わないと』と言われて。

いまそれを実行するのが、私の重大な任務になっています(笑)。


鬼ごっこ(笑)やっぱ、あの小学生男子のまさみちゃんは健在でした!



映画アイアムアヒーロー2016年4月23日全国ロードショー

カルピス®ブランド CM “身体 味と香り”篇 30秒 長澤まさみ

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