誤った税金の使われ方 | 路線バス運転手してます

路線バス運転手してます

2021年7月、44歳で転職して路線バス運転手してます。この業界は初めてです。大変かどうか、やりがいがあるかどうか、勤務などの全てをさらけ出して行こうかと思ってます。

おはようございます☀

今日は、平日の7系統です。5時06分出勤で13時51分退勤です。労働時間は8時間45分ですので計上される残業時間は0ですが、運行するだけで計上される残業時間が30分あります。休憩は1回で、1時間16分あります。走行は119キロです。なお、前日からの休息期間は12時間57分でした。



知らない世界、まだまだ沢山あります(笑)。昨日は、我が社も何処やらのバス会社と同様に


精神障害者は

障害者割引の対象外


とお伝えしました。他社に勤務した経験のあるKが言うには


「精神障害者は移動に困難さを被らないから」


が、その理由っぽいです。我が社も、そのような理由で割引の対象外にしているのかは不明ですが。どんな背景があるのか知りませんが、我が営業所長が言った通り


今まで通り半額運賃だけ徴収


しようと思っています。ホント、色んなルールがあるモンですね(笑)。


そんな話をしていたら、新たな場面に遭遇してしまいました。これも


障害者が絡むシチュエーション


です。勘違いしないで下さいね。障害者が諸悪の根源なんかじゃございません。むしろ、私は


できるだけ割引が

適用されるようにしてあげたい


と思っています。


「じゃあ、昨日の話は何やねん?」


だって、会社の規則と現実が乖離しているんですもん(笑)。なので、どっちが正しいのか確認したのと、我が社でもこんな規則があるってのをお伝えしたかっただけです。どうぞ、ご理解下さい(笑)。適用される割引内容ですが、知ってること知らないことでは雲泥の差が生じてしまいます。当事者側からすれば


少しでも支払うお金は抑えたい


と思うのが普通ですからね。私も同じ立場なら、割引が適用されなかったら嫌な気分になりますし、抗議もするでしょうね。なので、割引については事細かく把握しておかなければ・・・。


昨日に出会った場面です。◯◯市が発行する、無料乗車証をお持ちのお客様です。何の障害をお持ちなのか、全く分かりません。パッと見いでは、健常者と同等の女性でした。その人を分かりやすく表現しますと


横柄な言葉遣いの

ヤンママ風なロン毛の女


です(笑)。路線バスにご乗車して頂いたのですが


ジャージの上下に

素足でサンダル履き


の格好でした(笑)。


「人は外見で判断するな」


ってよく聞きますが、ハッキリ言います。


人は外見で判断されます(笑)。


そんな人が


未就学の女の子3人を

引き連れて路線バスに乗車


したのです。お乗り頂いた区間は


とある駅前から

古びた団地前まで


でした。そう、こんな彼女たちの足としても、路線バスがあるのです。で、団地前のバス停で降車された時に


無料乗車証を

2枚タッチして降車した


のです。ICカードリーダーにタッチ、です。◯◯市では、障害の等級によって1人の障害者に対して


本人用と介助者用の

無料乗車証を交付


しているのです。先程もお伝えしましたが、そのヤンママ風なロン毛のお客様は


パッと見いでは健常者と同等


でした。しかし、私の判断を超える何等かの障害をお持ちなので、介助者用の無料乗車証も交付されていたのでしょうね。ですので


無料乗車証を

2枚タッチして降車した


のです。


私、ふと疑問が湧いたのです。まず、通常ならば


大人1人または

小学生の子供1人につき

幼児は2人までが無料



3人目の幼児は

小児運賃をお支払い頂く


事になっているのです。今回の場合では


1人分の小児運賃を

お支払い頂かないとダメ


なのです。ところが、このヤンママ風なロン毛のお客様は


介助者用の無料乗車証で

お支払いされた


のです。介助者用の無料乗車証ですが、文字通り


移動が困難な障害者を

介助する人のための乗車証


です。でも、ヤンママ風なロン毛のお客様と同乗した人って


3人の未就学児のみ


です(笑)。こんな時って


無料乗車証は

使用可能なのか

把握していなかった


のです。だって


こんな乗り方する人は初めて


でしたもん(笑)。営業所に戻って助役に確認したのですが


「そんな使い方はアウトだろ」



推測に近い言い方で返答した


のです。


ダメですね(笑)。誰でも推測では言えるのです。所長も居ましたが


「幼児が介助するとは思えないし、無料乗車証は大人料金が補助されるからアウトだろう」


との事。


「助役などは知ってる」


と思って聞いてみたのですが、聞いた私がアホでした(笑)。なので、ここは


無料乗車証を発行する

◯◯市に確認した


のです。最初から、市に確認しとけばよかったですね(笑)。で、確認してみたら


結果的にこの使用方法は正しい


との事でした。その第一の理由は


明らかに不適切と思われる使用方法でも、その不適切さを証明する事が難しいから


ですって(笑)。つまり


交付を受けた人が主張する

使用方法が正しい


そうです(笑)。これ、凄い理由ですね。未就学児が付いて来てるだけでも


「コイツに介助して貰ってんねん」


と言えば


◯◯市がわざわざ大人運賃で

未就学児の運賃を負担してくれる


のです。そして、もう一つの理由が


子供が介助者用の無料乗車証を

使うことを想定していない


ので


使用する人を

制限できていないから


です。どうも


子供が介助者用の無料乗車証を使用できなかった苦情が多数受けている


みたいです。いやいや、苦情が多かったら使用規定を改正したらええやん(笑)。それをせず、野放しにしてるって事なんです。使う方も使う方ですが、既得権益を手にすると不適切な使い方をするのでしょうね(笑)。


これは私の感覚ですが、無料乗車証を使う方は市の税金で賄われているって、後ろめたさは感じていません。一方の支払う市側も自分のお金じゃ無いので、どのような使われ方をされても問題意識を持っていません。別に、私が住んでる自治体じゃないので、どんな税金の使われ方をされようが関係ありません。会社には、◯◯市からの税金で運賃が支払われるのですから、深く考えてもいないみたい。なので、真剣に考えないようにしました(笑)。本当はダメなんでしょうが


オレのカネや無いんやから


って思っておきます(笑)。人間のレベルが下がりきってる場面、よく遭遇します。それが、路線バス運転手の宿命なのかもしれませんね(笑)。