おはようございます☀
今日は、平日の6系統です。5時25分出勤で16時09分退勤です。労働時間は10時間44分ですので、1時間44分の残業時間が計上されます。また、運行するだけで計上される残業時間が1時間10分あります。休憩は2回で、合計2時間11分あります。走行は153キロです。なお、前日からの休息期間は9時間48分でした。
路線バスの運転手になって、2年9ヶ月目に入ってます。この業界は初めてですので、まだまだ知らない事が沢山あります。でも、安心しています。だって
ベテラン運転手でも
知らない事がある
のですから(笑)。一応は、決められたルールとやらがございますが、別にお客様がそれを遵守されなくても
途中で強制的に
降ろされる事はない
のです。だって、なんだかんだ言って
お客様は神様
あるいは神様以上の存在
なんですから。私達の給料の源であるお客様を、無理矢理でも降ろすなんて言語道断です(笑)。
「だったら、何のためのルールやねん」
と思ってしまうのですが、注意して苦情でも入ったら評価が下がってしまいますからね。なので
正義感が強い方以外は
「触らぬ神に祟りなし」状態
です(笑)。実に、不思議な業界です。
こんな話をするって事は、何かしらの事実が判明したってことです(笑)。ハイ、その通りで
2年9ヶ月目で
初めて知ったこと
がありました。それは、我が社でも
精神障害者は
障害者割引の
対象外だった
のです。我が営業所管内では、◯◯市が発行する
無料乗車証をお持ちの
全障害者は無料で乗車可能
なんです。これは、◯◯市役所に申請書類を提出して、認められたら
ICカードの無料乗車証が交付
されるのです。それをご利用頂くと、どのような障害をお持ちであろうが
◯◯市が運賃を負担してくれる
のです。ところが、です。我が社は、◯◯市以外の地域でも営業しております。で、他の地域には
無料乗車証のような制度はない
のですって。そのため、障害をお持ちのお客様は運賃をお支払いになられる度に
障害者手帳を提示した上で
半額運賃をお支払いされる
のです。もちろん、我が営業所管内でも◯◯市以外の方は無料乗車証なんてお持ちじゃないので、上に記した方法でお支払いされています。私が運行していた時も、他の市町村から来られた方は障害者手帳を提示して半額運賃をお支払いされていました。でも、何も考えずに
皆さん一律に
半額運賃をお支払い頂いていた
のです(笑)。そもそもですが
障害者手帳の中も
確認したことは無い
ですもん。ただ、手帳の提示を受けた時に
障害者手帳をお持ちの方は
半額運賃だけ頂く
って思い込んでました(笑)。
昨日ですが、折り返しの出発まで20分弱あったのです。運転席でボーッとするのも暇すぎるので、会社から支給されている手帳を見ていたら、見事に
精神障害者は
障害者割引の対象外と記載
されていたのに気付きまして(笑)。休憩所に戻った時に、他の運転手に伝えてみたら
「マジか?全然知らなかった!」
って反応で。営業所に戻った時も、助役に伝えたら
「そんな筈ないでしょ?」
との返事でした(笑)。なので、手帳を見せてみたら
「ホントだ。全然知らなかった」
って。そうなんです。我が営業所では、◯◯市の無料乗車証に慣れすぎてましたので
全ての障害者は
半額運賃と思い込んでいた
のです。しかもですが、今回の件で
障害者手帳は
三種類に分類されている
事も初めて知った
のです。厚生労働省によると
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保険福祉手帳
の三種類に分類されています。ホント、知らない世界が多いって感じました(笑)。じゃあ、今後はどのように対応するのか?営業所で聞いてみたら
「今まで通り半額運賃だけ貰って下さい」
との事。営業所が恐れているのは
障害者団体などからの猛抗議
なのです。運転手とお客様とのやり取りで
「精神障害者は障害者割引の対象外ですので、全額お支払い下さい」
と聞いた他のお客様が
「□□バスって全ての障害者を平等にせず、一部の障害者を差別してるんだあ」
なんて思われるのを嫌がってます。思うだけならマシですが、それが切っ掛けで障害者団体などから猛抗議をされるのを嫌ってるのです。
外面だけは良いように見せたい
のでしょうね(笑)。他の営業所なら規則は規則なので突っぱねるみたいですが、なんせ我が営業所では運転手もお客様も無料乗車証に慣れすぎていますから。なので、会社が取り決めた規則はありますが
「触らぬ神に祟りなし」状態
です(笑)。
まだまだ知らない事が多いです。最低限のことを憶えてたら済む話かも知れませんが、イザという時に知識が無ければ対応にアタフタしてしまいます。ムダな知識になるかも知れませんが、知っておくのは大切です。また、教科書通りの対応じゃなくて、その場に合った対応力も必要です。ホント、毎日が勉強ですね。