サービス介助士 | 路線バス運転手してます

路線バス運転手してます

2021年7月、44歳で転職して路線バス運転手してます。この業界は初めてです。大変かどうか、やりがいがあるかどうか、勤務などの全てをさらけ出して行こうかと思ってます。

おはようございます☀️

今日は、休日出勤です。休日出勤専用の、平日の37系統を担当します。14時43分出勤で23時17分退勤です。労働時間は8時間34分ですので、7時間34分が休日出勤手当に計上されます。また、深夜手当が1時間17分計上されます。休憩は1回で、52分あります。走行は119キロです。



今頃になってから、初めて気付いたのです。別に大した事じゃあ無いのですし、ネタが尽きた訳でもございません(笑)。でも、以前に約束したからには、ちゃんと報告しておかないとね。昨年の11月6日のブログにチラッと書いていましたが、当日は有給休暇を取得して


資格を取得するための

実技講習を受講


しに行ってました。こんなクソ田舎から、電車を乗り継いで大都会の真ん中まで行き、実技講習にも合格した後、そのまますぐに学科試験を受けて終了していました。なお、私って大都会の地名とか言われても全く分からない田舎モンですので、案の定電車の乗り換えに失敗したり、自動改札機を通過する時なんて


左手で切符を通したために

エラーが出たり


して来ました(笑)。帰りの電車なんか、前を走る普通電車が鹿の親子と衝突事故に遭遇してしまいましたので、途中下車して妻に迎えに来て貰ったり・・・。まあ、それはそれで楽しめたから良かったかな?で、11月24日頃に宅配便にて合否通知が来ていました。


無事に合格しました🎵


じゃあ、一体どんな資格なのか?それは


サービス介助士


です。これ、国家資格じゃあございません。


公益財団法人

日本ケアフィット共育機構


が取り扱っている認定資格、かな?勝手に機構のホームページから抜粋しますと


サービス介助士とは高齢者や障害者など多様な人が暮らす社会で、年齢や障害の有無に関わらずに誰もが社会参加できるように


必要なことをその人、その場にあったやり方で出来る人になるための資格


です。これに、合格できたのです。



このサービス介助士の資格ですが、路線バス運転手だからと言って


別に取得しなくても問題ない


です。資格が無いからと言って


路線バスの運行方法が

制限されることも無い


です。資格を取得したからと言って


給料が上がる事も無い


です。つまり、言い方悪いですが


取ろうが取らまいが

本人の自由


です(笑)。入社直後の座学研修の時、研修を担当した現在の営業所長から、サービス介助士の資格がある事は教えて貰いました。必ず取得するようにではなく


「4万円掛かるけど、こんな資格あるよ」


程度でした。で、資格を取得した特典としては、左胸に掲示している名札が


「運転士」から

「サービス介助士」に

変わるだけ


とも教えて貰いました。今思えば


「そんな言い方したら、誰も取りに行かへんやん」


と感じますね(笑)。でも、私は資格を取りに行ったのです。理由は二つ有りまして、一つは


資格を取得するのが

好きだから


です。何度か転職しましたが、会社に入社する度に


「資格さえ取っておけば、後々何かの役に立つはず」


と思いまして・・・。


  • コンクリート技士
  • 損害保険募集人資格(基礎)(自動車保険)(火災保険)(傷害疾病保険)
  • 小型移動式クレーン運転技能講習
  • 玉掛け技能講習
  • 巻上げ機運転特別教育
  • 低圧電気取扱業務特別教育

と、数は少ないですが資格を取得しています。でも、路線バス運転手に転職しましたので、結局は何の役にも立ってませんが(笑)。もう一つの理由は


他のヤツ等と

一緒に見られたくないから


です(笑)。再三言ってますが、路線バス運転手の大半はKです。私もまだまだ未熟者でKの端くれですが、他のKと同類と思われたり見られるのがイヤです。でも、時にはKに成り下がってしまう行動を取ってしまう場合もありました。なので、自分の意識を変えるために敢えて必要とされていない資格を取得したのです(笑)。


このサービス介助士の資格ですが、営業所長から言われたのは


我が社の歴史上で

初めての取得者


だそうです。これは、全然知りませんでしたので言われた時は驚きました。我が社と同じグループ会社に所属する他の204社の中には、入社してからサービス介助士の資格を全員に取得させる会社があるみたいですが。同じグループ会社で何人が取得しているのか知りませんが、グループの中では希少価値の高い資格みたいです。でも、資格が無くても問題ありません(笑)。実際にですが、資格を取得する前と後とでは殆んど変わっていません。最初に言われた


名札の表記も変わってない


ですし(笑)。ただ、勉強していた時からお客様に対する意識は変わりました。


お困りになっている方に

その人に見合った

お手伝いをする


と意識し始めたのです。特に


古い年式の

ワンステップバスを

運行している時は


です。高齢のお客様が手押し車をお持ちになられていたら、乗降の際に手押し車を持ってあげたり、ベビーカーと共にお乗りになられるお客様が居られた時も然り、です。


「路線バスに乗るのは大変」

などと思わせたくない


と思うようになりました。でも、これって資格を取得しなくてもできる考え方・行動です。勉強し始めるまで


私の意識が甘かった


のです。マイクアナウンスでは心地よい事ばかり言ってましたが、考え方や行動は・・・。なので、サービス介助士の資格を取得したからと言って、大した事はありません。


歴史に名を残したと言われて、一時は浮かれました。しかし、自分が過去に取っていた行動はお客様から見れば冷たい行為だったと思います。確かに路線バスの運転手が、手押し車やベビーカーを上げ下げするのは不必要かも知れません。でも、お困りになられているお客様を放置するのは違う気がします。


「お乗り頂く」

ではなく

「乗せてやる」


と私は感じます。何度も言いましたが、我々の給料はお乗り頂いたお客様が支払う運賃によって賄われているのです。そして、そのお客様のお陰で経営が成り立っているのです。折角サービス介助士の資格が取得できましたので、私一人だけでも資格に似合うサービスを提供できるように日々頑張ります。