発売開始直後のマツダ3の試乗をしてきました。
ネット経由で試乗希望を出していたにも関わらず、該当販売店からコールがなく、こちらから電話すると、見逃していた由、一寸がっかりさせられましたが、希望日時に試乗できるとの返事で出向きました。
ウィークディの昼過ぎにもかかわらず、2人の男性試乗予約客が待っている状況です。
試乗は販売店周囲の一般道、約20分弱のコースで、希望していた高速道路走行は“一寸難しい”とのつれない返事であきらめました。
多少値が張るとはいえ欧州車なら可能な高速試乗、国産車でも是非やってもらいたいと思います。
最近はやりの運転支援機能を、高速道路で試したいと思うのは、私だけではないハズ。
試乗車は、マツダ3の白のハッチバック、1.5Lガソリン6速AT車、タイヤは18インチ40扁平。
巷間、大好評のエクステリアデザインのハッチバックではありますが、個人的には、横に駐車中のセダンが、よりグッドデザインだと感じました。
乗り込んで、シートポジション、ミラー、ハンドル合わせ、メーターを確認してから、ブレーキペダルを踏んでエンジン始動、シフトレバーをDに入れて出発するまでの全ての操作系が自然で奇をてらった所は一切なく、好印象。
一般道路に出て、緩く加速し最初の赤信号停車までの200m足らずで、すでに上質な乗り味を実感します。
路面の荒れから伝わる振動と音がよく抑えられているこます。
アイドルストップはとても上手、再始動のショックもほとんど感じません。
短時間のアイドリング中にも、ハンドルに伝わる振動は気になりません。
50km/h+までの少し強い加速をしてみると、エンジン音がやや唐突にハイピッチに変化し元気のよい加速を始めますが、トルコンスリップ領域もやや気になり、乗り始めの上質感が少し損なわれた感じを受けました。
スピードを上げていっても、乗り心地は、好印象のままです。
少し強めにブレーキを踏んでみましたが、踏力に応じてリニアに減速度が高まります。
軽すぎず、確実に安心して踏めるブレーキで、よくできた欧州車と同じフィーリングです。
前方、側方の視界はとても良いのですが、独特のデザイン故、やはり斜め後ろは死角になります。
センサーの助けが期待できる時代ですが、やはり一寸気になります。
短い試乗コースで、それも高速走行も試せない中での結論ですが、とても上質なクルマに仕上がっていると感じました。
ドイツ車でいえばCセグメントのゴルフ、アウディA3、メルセデスAクラス等と比較されるのでしょうが、室内空間の気持ちよさと乗り味は、優っているかもしれません。
あえて言えば、乗り味の良さゆえに、このクラスとしては平均的な加速フィーリングが、欠点として感じられてしまうのが、惜しい点です。
1.5Lガソリンエンジンと6速ATでは、ここまでなのかもしれませんが、ハーフスロットルまでのアクセルスケジュールを見直し、もう少し上質感を出せないものかとも思いました。
マツダがドライバーの感性の成り立ちを一生懸命に分析しているらしいことは、マツダのエンジニアや評論家の言から伝わってきますが、2年前に試乗したCX5を思い出しながら、さらに一歩前進したかもしれないと感じました。