日本で自動車産業が興って以降、ドイツは、自動車技術の分野でずっと先達でした。日本もやっと肩を並べ、両国は今や、自動車産業の分野で競合国になっています。
そのドイツが、自動車産業の今後について、ゆれているように見えます。
VWの排出ガス不正発覚に端を発して、にわかにEVへの流れが速まったように見えた矢先、メルケル首相を筆頭にディーゼルが必要との発言が目立ち始めています。一方、同じメルケル首相自ら最近、中国のEV給電規格が日本式のチャデモになることを阻止すべく、欧州で主流のコンボの売り込みに熱心に動いています。
ドイツ3大メーカーはEV化を加速しているようにも見えますが、この動きは、ハイブリッド量産化で日本に出遅れた事態を解消したい、先の排出ガス不正の反動、EV大国になりつつある中国での商売という3要素が相まって強調されているのだとおもいます。
自動車工業の裾野は広く、現在優位の既存技術を簡単に捨てるわけにはいかないはずで、これは日本とて同じ状況です。
結局のところドイツは、ディーゼル技術を更に発展進化させながら、EV開発もすすめる両睨み戦略をとりそうです