ミルクパンのこと | イブうさぎ

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うちのうさぎ(箱うさぎ経由で引き取った業者が放出したうさぎ)の紹介と、2022年12月に都内で発覚した多頭飼育崩壊のうさぎを保護して里親募集する活動の紹介。

9/8はわたしのウン回目の誕生日。
そんなのはどうでもよくて、
トントンとバンビを連れて鷺ノ宮の猫シェルターでうさぎ譲渡会。


見学者はゼロでした。


帰りにミグノン代表が経営する杉並方南町のトリミングサロンに寄り、
前々日に去勢手術を受けたという食欲不振で強制給餌が必要になったミルクパンをサロンのトリマーさんから引取り、
ゲリラ豪雨の中、かかりつけのエキゾチック動物(犬猫以外)の診察でで有名な田園調布動物病院に行き、ミルクパンの診察をしてもらいました。


ミルクパンはトリマーさんによると、9月第1週からヨダレをたらして食欲不振で、
2~3箇所の病院に行くも原因わからず、サロンの上司であるミグノン代表に聞いたところ、「ヨダレならば歯が悪いのだから義弟の動物病院で去勢手術ついでに歯を切ってもらおう」となったようです。


トリマーさんはすでに1.5キロから2~300グラム減少していたミルクパンを
9/6(金)に船橋まで連れて行き、去勢手術をうけさせました。


獣医師である義弟は麻酔して去勢手術をおこなうとともに、麻酔中に口内を目視して
のどに巨大なできものを認めました。


そのできものに電気レーザーメスをあてたところ、血がにじんで肺に入りそうだったので、切除するのをやめたと。

そして、とった組織を細胞診(病理検査)に出した、炎症を抑えて小さくなったら切除する、とトリマーさんに言ったそうです。


譲渡会の後に行った田園調布動物病院では、口腔鏡でできものを見せてくれました。電気レーザーメスをあてたところが白く変色していました。

できものは悪性腫瘍の可能性もあるし、単なる過形成(炎症をきっかけに細胞が異常に成長)の可能性もある。強制給餌をして体重を戻してから病理結果をふまえて治療する。


こうなったら何がなんでも元通りのミルクパンにしてやる、と思い、病院で強制給餌フードを購入し、家で強制給餌の日々が始まりました。


月、火、水と体重は微増にとどまり、木曜には減ってしまいました。
金曜朝、船橋の病院から検査に出したという病理の結果が連絡ないので、
直接電話して聞いたところ、なんと病理には出していないとのことでした。


皮膚がつまんだまま戻らず、脱水していたので午前中に田園調布動物病院にかけこみ、
点滴してもらいました。電気レーザーメスでは組織が変質するから病理に出せなかったのではないか…。


毎日点滴に通うつもりで、その日は明け方6時まで給餌し、9時に起きて様子をみたところ、脱水していたのでシリンジで水を飲ませ、少し皮膚の状態が良くなったので、
仮眠をとりました。午後2時、ケージで頭をねかせて息もたえだえになりました。
午後2時半、けいれんし、下顎呼吸になり、魂が体から抜けていきました。


病院が午後4時にあくので、5時頃にミルクパンのなきがらと一緒に病院に行き、
ミルクパンの口の中を診ていただきました。

のどのほとんどをさえぎるように大きなできものがあり、
このすき間を強制給餌フードが通っていってフンができていたのだなぁ、と妙な感慨にひたりました。


先生はできものを採って病理に出せる、と言ってくださったので、お願いしました。


ミルクパンの死が何だったのか理解するために、できものの正体を知ることは私にとって必要な作業です。

トリマーさんが最初に連れて行った市井の動物病院でなぜ「うさぎは診られないので○○病院に行ってください」と言ってくれなかったか?


トリマーの上司であるミグノン代表はなぜ義弟が昨年週1で研修に行ったという杉並のミサキ動物病院をトリマーさんに紹介しなかったか?


なによりもなぜ「ヨダレだったら歯」と決め付けたのか?
歯切りが必要だったら、今時は麻酔ナシで切る獣医師もいるのに、なぜ去勢手術を依頼したのか?


????なぜ?がいっぱいで頭がパニックになりそうでした。



元気だったミルクパンの姿を思い出すと胸が苦しく、きづくと大きなため息が出ています。

最初からうちで預かればこんなことにはならなかった…。限界いっぱいだったけど限界を越えようとすべきでなかったのか…。

ミルクパンに許してもらうためにも
今後はこのようなことが犬にも猫にも二度と起きないよう、
預かりの仕組みをかえていきたいです。


譲渡会で元気だったミルクパン


 
 

我が家でも短い時間でしたが、部屋散歩を楽しみ、先住メスのアンリにご執心でした。

 

我が家のコとして霊堂におさまっています。
前に来たときとくらべて、愛兎○○という菩提碑が多かったです。
うさぎを家族の一員と考える家庭が増えているんですね。

皆様へ
信頼して託してもらっているのにごめんなさい。

ミルクパンへ
ごめんなさい。あなたのことは忘れません。


残りの2兄弟(バンビ、トントン)、昨年10月保護でまだ預かっているうさぎ達(ココア、ハチ、デコ)をできるだけ早く新家庭に移動させたいです。どうぞ宣伝のほどよろしくお願いいたします。