【ぶっ君つぼやき】入稿データ、表紙と本文を分ける理由【ちっちゃなことですが。】 | ブックホンのブログ

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こんばんはぶっ君です。

 

 

何でスイッチが入ったのか、最近は週7でミニバスの練習にいそしむ娘。

今日は小さな大会らしいので、なんて答えるかな~と思いながら、

 

「3試合あるって? 目標何勝?」

 

って聞いたら、

 

「3勝!!! 1試合シュート5本!!!」

 

……ほほぅ。楽しみだw

 

 

 

 

さて。

 

 

 

本日はデータの入稿方法について、少し。

 

ブックホンでも他の印刷会社様と同様、入稿ルールはあります。

ありますが、あ、こういうつもりなんだろうなぁと、

察しのつくところはフィードバックもせず、なるべく柔軟にご対応していますが、

 

どうしても判断に困ることがあります。それが、

 

 

・白紙(印刷なし)の箇所があり、

・なおかつデータ数が合わない、

・表紙と本文が統合されたPDFデータ

 

 

が入稿された場合です。

 

 

 

 

お客様の作業環境は様々だと思いますし、

実際、全部をまとめて(統合して)PDF1ファイルでの入稿はよくある話。

 

 

 

 

基本はこんな感じ。

 

上記はご注文内容が、

 

・表1~表4すべて印刷あり

・本文総ページ数は16

 

でのご指定で、20種のデータを内包するPDFが入稿された場合。

 

 

全てまとめて1つのPDFにされている場合、

(おそらく確認用に、データを現物の様に閲覧するためだと思うのですが)

ほぼ間違いなく表3・表4は末尾に配置されています。

 

そのためデータ数が一致すれば、ほとんど迷うことは無く、

先頭2種・末尾2種を表紙用、残った分を本文用として進行ができます。

 

 

なので正しく言えば、

 

適正なご注文とデータ状態なら、表紙と本文を分けなくてもOK

 

ということですね!

 

 

 

 

また、こんな入稿パターンもあります。

 

 

…… 一瞬考えはしますが、上記の場合は表1しか印刷がないので、

本文データに表1データをくっつけたのだろうな、と解釈できます。

 

表紙は印刷のある面しかデータを作らない方も多いですし、

ブックホンとしても、

 

表紙パーツについては、白紙データはなくても基本的には問題ありません。

(ただし正しいデータ順になるよう、並び替えは必須です!)

 

ですので、これも必要なデータ数があっていれば、

先頭が表1、残りが本文データと判断できます。

※表1データはかなりの確率で『冊子のタイトル』が入るので、それでも判断できます。

 

 

 

 

 

さて。

 

 

 

 

 

今までの例は、サイト側で判断ができる、問題がないパターンでしたが、

上の画像は、データチェックで手が止まる例です。

 

 

 

 

どこが気になる点か?

 

 

 

 

前提として前半で書いた通り、

統合PDFの場合は仕上がりチェックのために、現物の様に作られていることが多い

ので、真っ先に考えるのは、

 

 

この白紙は印刷のない、表2と表3のデータ?

 

 

という点です。

 

 

 

白紙を表紙パーツ(表2・表3)だと考えると、

データの先頭2種、末尾2種が表1~表4になりますので、残りが本文データ。

 

20種−4種(表1~表4)=16種

 

つまり本文総ページ数は16になり、ご注文内容(本文は18ページ)と合わない、

ということになります。

 

 

もちろん、お客様へお問い合わせする案件 です。

入稿漏れの可能性だってありますし。

 

 

 

 

…ところが実はもうひとつ、可能性があります。

 

 

 

『数が合えば問題ない』とずっと触れてきました。

これ、実は数は合うんです。

 

・表紙は表1と表4 → 2種

・本文は18ページのご指定 → 18種 計20種

 

データ数は20種ですから印刷・製本上は問題なく進行できてしまいます。

 

ただし、どうするかは原稿内容などにもよります。

基本的に『本文が白紙始まり』というケースがないわけではありませんが、

あまり多いとは言えません。

 

ですが例えば、絵本などの原稿に見開きデザインがある場合で、

白紙を本文と見立てないと、見開きの組み合わせが合わなくなるケース。

 

あるいはノンブル(ページの連番)をページ小口側の角に配置されている場合でも、

同じ理屈で位置が合わなく(全てノド側に)なってきます。

こういった場合は『意図的な白紙』と解釈し、進行も可能ですが、

 

 

念のため、お客様へお問い合わせすることの方が多い

 

 

です。

 

 

 

 

 

 

2種類の解釈ができる例を紹介しましたが、

どちらが正解だったとしても、判断に迷うことは事実ですし、

 

結果、お客様のご連絡をお待ちすることで進行が止まってしまう

納期が遅れる可能性も、大いにあります。

 

 

 

 

これがもし、データを表紙・本文で分けられていたとしたら。

 

 

『hyoushi.pdf』『honbun.pdf』といった形で明確な区別があれば、

本文の先頭が白紙であっても迷うことはまずありません。

(もちろん、それぞれのデータ数が一致していれば、のお話ですが)

 

仮に問題がある場合でも、何がどう問題なのか、より適切にご案内できる、というわけです。

 

 

※余談ですが、両面印刷の場合で、入稿された本文データ数が奇数であれば、

 ブックホン側で末尾に白紙ページを追加して偶数にします。

 その上で、ご注文の総ページ数と一致していれば、そのまま進行します。

 

 

 

 

 

そんなわけで、ブックホンではお届けまでスムーズに進行させるため、

 

 

入稿データは表紙と本文でファイルを分けること

 

 

を推奨しています!

 

 

 

 

 

それではまた。

 

 

 

 

 

 

原稿の作成と入稿