こんばんはぶっ君です。
昨夜ようやくサイト5突入しましたが、
トライストリンガーの取り扱いで苦戦しておりまする。
何回「3号--!」って呼ばれたことか…。
それはさておき。
いよいよ本日より、
表紙用紙コルドバの正式運用開始です!
たったらー!!
お待たせして申し訳ありません。
通常用紙と比べ、メーカーさんの規格自体が限定的なため、
用紙ロスがあまりにもったいないので、表向きは
A5・B6・A6・新書サイズだけの展開
にしていますが、印刷・製本が出来ないわけではないので、
B5や変形サイズなどはお問い合わせください。
現実的な話、コルドバは用紙自体に色がついていますので、
手軽な用途はレザック66や色上質と同じく、モノクロ表紙の冊子。
文庫本サイズの読み物はバッチリ使えます!
用紙の色は【ベラム】と【ビスター】があるのですが、
ベラム→子牛などの動物の皮をなめして作った皮紙を指す英語?
ビスター→「ビストル」という黄色味を帯びた灰色がかった茶色を指す言葉が由来?
それぞれから連想する色合いです。
画像の手前、明るい色がベラム、奥の茶色がビスター。
ビスターにモノクロで文字を印刷しても、十分読めますのでご安心を。
さて、以前の紹介記事で、
カラー印刷にも対応してるよ!
と書きましたが、
カラー印刷はベラムをベースにしている、と考えて下さい。
地色のある紙にカラー印刷をすると、少なからず色の見た目に影響が出ます。
これは、時々お受けしますが、
書籍系用紙(淡いクリーム色)にカラー印刷をする場合でも同じです。
…このころはろくに照明も使ってなかったのであまりキレイな画像ではないですが、
同じデータを書籍用紙(左)と上質紙(右)に印刷したものです。
濃い色の部分はまだわかりにくいですが、そもそも、
印刷の薄い色・白い色は、用紙の白い地色を代用して表現する
ものですので、当然、本来白いはずのタオルは淡いクリーム色になるわけですね!
ですので、コルドバの場合も同様のことが発生します。
ずいぶんイメージが変わりますね!
作った本人としては、レトロやセピアな感じを元々想定したので、予定通りですw
ですが、このぐらい色合いが変わることを前提に、表紙データの調整が必要です。
厳密に同じにはなりませんが、Photoshop をお持ちであれば、
レイヤーの乗算機能を使った事前のシミュレーションはおすすめです。
かなり印刷結果の想像がつくと思います。
雰囲気づくりのためだけのカットイラストや、単なるイメージ画像など、
多少の色差は構わない、ということなら大丈夫だと思いますが、
ベラムでコレですので、ビスターはさすがに使いづらいと思います。
ただ、気を付けて頂きたい点がひとつ。
あまり印刷の面積を増やしてしまうと、
コルドバの風合いが消えてしまいます。
上の画像で言えば、下半分の淡い色の外壁や十字に抜けた部分は、
まだ手で触ってもなんとなく用紙の違いを感じますが、
濃い色目の部分、ロゴの右上あたりはトナーがバッチリ乗ってしまい、
オンデマンド印刷のトナー感が強くなります。
カラーデザインの際は、その点に少し気を付けて色付けするのがおすすめです。
せっかくの用紙のいい感じの風合いがもったいないですから!
別のおススメは、同系色での線画デザインです。
こんな感じでしたら、全然イケます!
(もちろん、程度にもよりますが)
ちなみに文庫本・ビスターの方の飾り罫や文字はK100%、
好みにもよりますが、K100%だと『バッチリめの黒色』になるので、
煤けた感がお好みなら、少し濃度を落としてもよいかもしれません。
A5判の柄は文字も全て(適当に付けた)こげ茶色、
女性の背景の滲んだ部分は近しい色の濃淡です。
滲んだ部分の塗り面積は割とありますが、中央の色の載らない部分もあるので、
手に取った感じは、そこまで『損なった感』もありません。
抜ける部分がそれなりにあれば、色数は多少増えても問題ないと思います。
コルドバをお選びいただく際には、文庫本のタイトル+飾り罫デザインは別として、
サンプル印刷オプションはぜひご検討くださいね!
いかがでしたでしょうか?
たまたまコルドバ絡みでしたが、『色のある用紙とカラー印刷』という意味では、
色上質紙などにも通じるところはあるので参考にして頂けたらと思います。
コルドバはとても良い紙、面白い紙なので、
まずはシンプルな表紙デザインからでも手にして頂ければ嬉しいです!
それではまた。
ご利用ガイド サンプル印刷について