もやし達。
ヒョロッとしてるけど、実は、たくましく、
そして歴史を支えてきた。
あの細い体の中には、
ビタミン、疲労回復に効くアスパラギン酸、
食物繊維などパワーが詰まっている。
もやし活躍歴史を一部紹介します。
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欧米で初めてもやしを栽培したのは、
18世紀のイギリス人、
キャプテン・クックだと言われています。
彼は、航海生活で乗り組み員たちがビタミンC欠乏となり、
壊血病にかかって死ぬ。という難題に頭を悩ませていました。
そんなとき、
もやしがビタミンCを補うのに有効であることを知る。
クックは、航海中の船上で発芽させもやし栽培を開始する。
それが、7つの海制覇につながったのかもしれない。
また、
スエズ運河を舞台にイギリス・フランス・イスラエル軍とエジプト軍が戦ったときにも、
もやしは登場する。
アラビアに上陸したイギリス軍が、
野菜がなくなり栄養不足となり、
本国の栄養学者に救いを求めたところ、
本国からは大豆が送られ
『これを、もやしにして食べろ』という指令がきた。
日本史にも、もやし登場する。
南北朝鮮時代の武将・楠木正成が赤坂城に立て込もったとき、
彼は、兵士たちに豆の芽を食べさせ、
敵陣の重囲に耐えたと言われている。
特別な肥料もなく、
水のみで栽培でき、栄養価の高いもやしは、貴重な栄養源だった。
参考図書:『スゴイ!もやしレシピ』(株)角川SSコミュニケーションズ、田口惠時司、2008年、P.70 より編集