嫌われることを躊躇しない | 自立そして50代からの挑戦

自立そして50代からの挑戦

大学卒業後30年間男性が多い組織で働いてきました。その中で感じたこと気づいたことを書いています。あとは趣味、旅行、読書などについて書いています。職場でや人間関係の悩みなどでお話ししたい方はご連絡ください。

これまでの自分ならそうした事は決してしなかったであろう事を一つ実践した。



地域の婦人会の代表を引き受けることを断ったことである。



以前ならばしぶしぶ引き受けたと思う。



私自身、性格的に誰かにうまく割り振ったり仕事を投げる事が出来ない。



私は様々なものを自分自身で引き受けがちで、いったん手を付ければ徹底してやりがちな要領の悪いところがある。



だから自分の胸に手を当て、引き受けるべきか断るかを考えてみた。



損得やいい人でいたいならば引き受けた方が正しい。



婦人会の会長の役割は多岐にわたるが私自身が出来ない事はない。



以前私は婦人会の副会長を経験している。



しかし、今の仕事のこと、私の体調、家庭のことを考えれば、気持ちは暗く、まあ引き受けてもいいか…とはどうしても思えなかった。




年齢的にも仕事を長く続けているためにどうしても地区の役員を頼まれがちである。



私が住む場所では専業主婦が殆どいない。



年齢問わず働いている女性が殆どである。



だから専業主婦が地区やPTAの役を引き受けざるを得ないという事にはならない。



むしろ正社員で若い頃から長く働いている人の方が一人前であると見なされ、交渉事やイベントの段取りや文書作成から会計まですんなりできるだろうという空気がある。



さらに言うならば誰も地域の役員の成り手がいない場合は公的セクターで働いている人が引き受けるべき的な空気さえある。



夫婦共に勤務先がそうなので我が家では夫婦ともに若い頃から地域やPTAの役員は引き受けてきたように思う。



婦人会の会長は不人気なポジションである。



地区の敬老会の段取り、お祭りの飲食部門の仕込みと運営、各種集金や消防活動など役割は多岐にわたる。



自分の立場を考えても、まあ引き受けてもいいや…とはどうしてもならなかった。



だから、はっきり断ってしまった。



あなた以外お願い出来る人はいないですし、会議出席や行事段取りは、みんな手分けしますから、などと、かなり引き下がられた。



それでも、私の気持ちは、まあいいか…とはならなかった。



会議や行事に手分け参加等というものはいざとなると引き受ける人はいないだろうし、私の性格上、抱え込んでしまうことだろうからだ。



経験上それは目に見えている。



体調が優れず病院通いをしていることや、仕事が残業が多いこと。



それを理由に断り通した。



断ることは辛かった。



いい人、役割に徹する出来た人間でいたい自分でありたいからである。



これまで私はそのように生きてきた。



しかしながら、今の私は、いい人でいたり役割に徹して自分を消耗することは今後の人生なるべく減らしていきたいと考えている。



時間は命でもある。