緑の海。
清水寺から京都市街を眺めてみた。
時期的には桜の時期だったが今年は桜が早く新緑になっていた。
あまり期待しないで行ったのだが緑もなかなか美しい。
新緑も様々な緑がある。
そよ風に吹かれ木々の葉が動き同じ葉でも様々な表情を見せる。
濃い緑、淡い緑、時々混じる白い花。
一幅の絵画のようである。
養源院。
淀の方、お初、お江与の父であり織田信長の妹のお市の方の最初の夫だった浅井長政の菩提寺。
俵屋宗達や狩野山楽の絵画と血天井で有名な寺院である。
血天井は1600年の関ヶ原の戦いの前哨戦だった伏見城の戦いで徳川方の将兵達が自刃した場所の床板を天井に使っている。
手の跡などが生々しく残っている。
淀の方が父親の菩提を弔うために作った養源院。
焼失したものを徳川秀忠夫人のお江が再建している。
歴史上の人物である浅井長政や淀の方やお江の息づかいを感じる。