子供の頃からそんな日本の伝統的な分野に関心があった。
習得が難しいとされる分野を敢えて選んできたような気がする。
それらの習い事は週一回欠かさず通い最低3、4年続けてやっと基礎コースの終了という感じである。
お名前を頂くには、さらにあと2.3年かかるかもしれない。
稽古の時は先生のお言葉をメモる。
帰宅したら必ず復習する。
そうしているうちに稽古の成果の発表の場を与えられる。
準備に準備を重ねて発表の場に臨むも必ず恥をかく。
何と下手なのだろう…と。
そんなことを何度も繰り返す。
途中で稽古が猛烈に嫌になったり仕事やプライベートが忙しくなったりする。
それでもやっぱり好きだから続ける。
そしてまた恥をかく。
仕事と趣味は同じではないが、どんなに恥をかいて、みっともなくてもひたすら続けること。
その道に向き合うこと。
あくせくもがくうちに、あれれ…私はこんなところまで来たんだ…と思える日が来るのだと思う。