Snail on the Ground | 麦茶(日々の暮らし、心)

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今はアラビア半島で生活中です。

フィリピン人同僚のJ氏との雑談。

俺: 週末にSnail(カタツムリ)を初めて食べたんだけど、食べたことある?うまかったよ。
J: 俺はあんま食ったことないけど、フィリピンでも普通にココナッツミルクで煮て食べたりするよ。
俺: そうなの?俺はやっぱイメージが気持ち悪くて食べたことなかったよ。雨の後にコンクリートの壁に這っていたりするじゃん。
J: フィリピンでは田んぼとか、どこでも手軽に獲れるからね。
俺: 田んぼ?そうなのか、、。
J: 日本人も食べるじゃない、長いタイプで、海で獲れるやつ。楊枝でほじくって食べるでしょ。

そこで初めて納得、カタツムリはSnailであってSnailはカタツムリでないということを。
なるほど、Snailって巻貝一般のことか。
J氏が言っていたのは、タニシとかサザエのことだったのだ。
巻貝はShellfishの概念とはちょっと違うみたい。
また一つ勉強になりました。

さて、今シリアでは"Cessation of Hostilities"が実行中です。
「敵意の中断」とでも訳すのでしょうか、作戦名っぽい響きですね。
これに関し、10日以上前のものですがCNNのAmanpour氏によるサウジのAl Jubeir外務大臣へのインタビューがYou Tubeで見られます。
興味深い点を以下、拾っておきます。

https://m.youtube.com/watch?v=6aZYXqRweoc

Al Jubeir外相は、サウジアラビアは自国含め米軍率いる連合の一部として地上軍投入すべきで、アサドには30万人の犠牲と1200万の難民の責任があり、全くこの国に何ら未来をもたらさない男と非難しています。
アサドは政治的プロセスで退くか、力で取り除かれるかしかないと。

イランのZarif外相へのCNNインタビューのビデオを見て、

これは、漫画みたいだ。
過去35年間、自分自身でこの地域に脅威をもたらしてきた責任がある国の外相がこんなことを言うとは。
私たちはイランに対して敵対的な意図を持ったことはない。
私たちは今までイランの宗派主義や少数派を爆発させようとしことはない。
イランの外交官を暗殺しようとしたり、イランの大使館を吹き飛ばしたりしたことはない。
イランに爆発物を密輸したこともない。
テロ細胞をイランに植え付けたこともない。
世界No.1テロリストのヒズボラをレバノンにつくったのはイラン。
30万の犠牲者、1200万の難民に責任のある残酷独裁者を維持するため、戦っているのはイラン。
この独裁者を支持するために、イラク、アフガニスタン、パキスタンからシーア民兵を動員したのもイラン。
サウジアラビアではない。

ではどうすれば、彼らとテーブルを囲めるのか?

私達はいつもイランといい関係にありたいと言ってきた。
イランは過去5000年間隣人であるし、今後5000年も隣人で有り続ける。
これが地理的現実。
隣人は互いに内政不干渉の原則を持たねばならない。
私達はイランに攻撃もしていないし、受けている側だ。
振る舞いを変え、普通の国になり、核濃縮もやめれば、隣人としても国際社会への復帰は歓迎だ。

シリアの戦争の終結へ向けて、アメリカは役割を果たしているか?

反政府軍の支援と政治的プロセスに大きな役割を果たしている。

十分に大きい役割と言えるか?

それはアメリカ人が決めるべき質問だが、私たちの視点からはサウジ含めどの国もまだ十分に大きい役割を果たしていない。