栃木県の三斗小屋温泉「大黒屋」は、峰の茶屋駐車場から歩いて2時間かかります。
峰の小屋までのダラダラ道を登りきれば、後は降りるだけ。
歩いただけの価値は充分にあります。
大黒屋は、明治2年に再建された建物で、歴史的建物でもあります。
部屋は渋い旅籠の一室、となりの部屋とは襖一つの場所もありますが、それも旅情の一つ。
食事は各部屋に運んで来てくれます。
この辺も旅籠の雰囲気。
電気の無いところなので、塩漬けが基本ですが、ご飯が美味しく、デザートが出たのには驚き。
江戸時代の旅籠の趣十分の建物、内湯しかありませんが、明るい窓からの光と、ランプの光にぼんやり浮かぶ温泉は、窓辺の沢の音と共に、忘れられない一瞬です。
煙草屋と二軒並んでいますが、大黒屋の良さは、この旅籠の趣と、内湯の素晴らしさですね。
詳しくは「茨城からの温泉案内」へ。