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kinzo日記

徒然なるままに

朝メドと一緒にバスセンターまで行き、九寨溝行のバスチケットを買った。
60元だけどとても高く感じた。
メドと一緒にいたこの4日間、約250元しか使わなかったからだろう。

出発まではまだ時間があった。
するとメドは先に出発すると言った。
握手をして一言二言交わすとメドは背を向けて歩き始めた。

まだ寒くて乾燥している見通しの良い一本道。
小さくなっていくオレンジのバックパック。
車が横を通るとオレンジが消える。
しかし、
すぐまたオレンジは現れた。

これを数回繰り返している間にオレンジは小さくなって見えなくなった。

朝食の後、バスに乗車。
窓から見えるのは山に囲まれたモンゴルの様な平原の風景。

その景色をぼんやりと眺めながら物思いにふける。

メドとヒッチハイクの旅をした4日間を振り返るのだが、どう自分の中に取り込んだら良いのか分からず、うまく消化出来ない。
でも、間違いなくこの4日間の出来事は自分で何かを考える時の一つの大事な経験になるような予感と確信がある。

チベットの人々の暮らしには本当に考えさせられたり、感じたりするものが多かった。
でも、
それ以上にメドという一人の中国人の女の子に焦点を当てて、その人物自身とその振る舞い。
そしてそれを受け入れる周りの人々。
そこから受けるものの方が大きい様に感じている。

決して居心地が良かった訳ではない。
自分が何かをした訳でもないから今ははっきり言って安堵感も大きい。

でも今回の旅も良いものになってきているということを強く感じる。

九寨溝の宿に到着した後は、散歩したり洗濯をしたり、ネットで旅のプランを考えたり。
物足りなさと充実感両方を感じる。

夜、仲良くなった蘇州出身の宿のスタッフから隣の宿に日本語を話せる子がいるからと夕食に誘われた。
まだ色々やりたいことがあったからすこし億劫だったが行くと、、、

かわいいじゃないか!!

結局1時まで楽しく飲みました(笑)

iPhoneからの投稿
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あまりにも美しく、爽やかな甲居の朝

そして、

まさかのヒッチハイク4日目。

丹巴から成都に行く予定だったが、ここからだったら先に九寨溝に行ってしまった方が良いと宿の人に言われてそうすることにした。

今日こそがヒッチハイク最終日、目標は紅原という全く知らない町。
この日は2台目以降なかなか車を拾えなかったこともあり、ある作戦を決行。
それは、
自分は物影に隠れてメド一人だけに見せかける作戦。
この作戦が功を奏してかこのあとは本当にラッキーだった。

まずはホンダCR-V
道も悪くないし乗り心地はこれまでに比べると最高。
乗せてくれた人もリッチな雰囲気でとても優しかった。

分岐点で降ろしてもらったあとはそこにあった食堂で昼食。
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この刀削麺が美味くて、日本人に興味をもってくれたムスリムのおっちゃんとも写真を見せたりして楽しくコミュニケーション。
そのあとも例の作戦を実行すると今度はトヨタランドクルーザー。
乗せてくれたのはイケてる雰囲気の若い団体。
作戦での結果のため後部座席は4人でぎゅうぎゅう。
それでも速いし綺麗な車内はなかなか快適だった。

しかも、馬繭康という町につくと一行はホテルの屋上で他の人と合流してお茶をすることに。
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自分達もやたら洒落た茶(チャー)をご馳走になり、
さらにその後はレストランの個室に行きリッチなランチ。
昼からビールを飲み、なんとここでまさかの
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北京ダック登場!!
その他にも成都で食べようと思っていた麻婆豆腐なども次々と運ばれてくる。
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さっき刀削麺を食べたのも忘れてたっぷり堪能させてもらった。
そのあとも一行の車で移動。
今度はもう一列シートを出したためさらに快適な移動。
それにしてもここでだけなのか中国全体でなのか分からないが、日本と違って運転が相当激しい。
高速でもないのに120km/hで飛ばすし、シートベルトしないし、車線はみ出してギリギリのところで追い越しもするしでほぼ無法地帯。
事故が多そうと思うのと同時に、こういう条件において車の性能というのは真に問われるのだろうなと思ったりもした。
紅原の近くで降ろされたあともすぐに次の車をゲット。
中国車だが綺麗なセダンだった。
モンゴルの様な草原を抜けると見えてきた紅原の町。
標高が高そうなのが気になるが、これまでとはまた違った雰囲気。
これまでは石造が多かったのにここの建物はコンクリート造。
服装も袖の長いチベタン特有の民族衣装を着ている人が多い。
紅原の町にはメドの友達がいるというので待ち合わせをすると、現れたのはラマ(チベット仏教の僧侶)だった。
メドは彼とは2年前に夏河で出会ったらしいが、彼は夏河ではホテルのマネジメントをしていたと聞いていたので驚いた。
ラマも普通に商売したりするのが当たり前らしい。
早速彼についていくと骨組みだけの建物に唯一ある部屋に連れていかれた。
そこにはラマが3人いて、ここでお茶をご馳走になる。
なんとここは彼らが経営するホテルを建設中の現場ということで、完成予想のパースも見せてもらった。
そのあとはやはり彼がマネジメントしているという宿に案内されてチェックイン。
ここはシャワー無しで質素だが、外国人が泊まるのは初ということでなぜか満足してしまった。
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宿にて記念撮影

荷物を置いたあとは、中国初のネットカフェで九寨溝の宿を予約、その後明日自分が乗るバスの時間を確認しに行くことに。

寒くなった街をとぼとぼと二人で歩く。
今日でメドとは会って5日目にはなるが、意外とお互いのことは話していなかった。
明後日には夏河(シャハ)に着いて、そこで小さなホステルを開業する。
というのが彼女の思いで、そこまでは知っていた。
そして今日は一人のチベット族男性の存在を教えてくれた。
いつも、
「シャハ、シャハ」
とこだわる意味が分かったし、すごく素敵だと思った。

本当にメドにはお世話になりっ放し。
一人の方が車も捕まえ易いだろうし、動き易いのは言うまでもない。
せめて食事代や宿代などは多めに出そうと思っても、絶対に頷かなかったし、逆に多く出そうとするほどだった。

女の子だし、一人でのリスクを考えて一緒に動いてたのかもしれないが、
本当にメドには何もしてやれなかった。

だから絶対に今度は日本に遊びに来て欲しいし、夏河の宿にも客として泊まりに行きたい。

バスセンターはもう閉まっていて時間の確認は出来なかった。
帰り道、メドの提案でチベット音楽のCDを買って帰ることに、CDが無かったので、DVDになったが帰国後もたまにはこれを聞いてチベットについて考えたいと思った。

宿に着いてもやることも何もないのですぐ電気を消して就寝した。




iPhoneからの投稿
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カクさん、ユさんと別れて朝早くからヒッチハイク開始。

この日はなかなか調子がよく、立て続けに3台乗り継ぐことに成功。
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2台目のトラックからの眺めは最高、
しかも3台目は今日の目的地丹巴まで行くと言うのであまりにも調子が良い。
丹巴はあの美人谷がある市で今回の旅では是非行きたいと思っていた。
丹巴のあと成都に向かう自分と夏河に向かうメド。
ヒッチハイクの旅もこの一台で最後。

と思ったがまさかの展開、、、

運転手が免許証を持っていなかったらしく、関所で足止め、、、。
けっきょく通れず、また警察の待合所で違う車を待つことに。
どうも居心地が悪い。
なんとか次の車にありつけて昼過ぎには丹巴市内に到着。
しかし、街に入った途端にメドと運転手が言い合いになってその場で降りるという事態。
メドに聞くと急にお金を要求しだしたらしい。
せっかく乗せてもらったのに喧嘩別れとは残念だ。

そして、ここはメドが行きたい場所とは違うらしく、さらに車を探す羽目に。
しかし、今度は逆に車の方から声をかけられた。
しかも行きたいところまでタダで行けるらしい。
すでに中国人女子が3人乗っていて、
それに自分達も乗り込むと車は川沿いの山を登り始める。
途中に関所があってこの先の村に入るには入場料30元を払う。
ちなみにこの絶対に払わなければならないという入場料も出し渋るメド。
結局4人いたのに3人分払って通過(笑)
ここはモニカに教えてもらって行きたいと思っていた甲居という美しい景観で有名な村だった。
車は宿の前に停車。
この宿の車だったらしい。
チェックインを済ませると、
ここでは台所を使わせてもらって中国で初の自炊をすることに。
しかし、日本とは勝手が違い過ぎる台所。
自分が作ったスープヌードルはあまりにもひどい出来でメドと周りにいた宿泊客に呆れられてしまった、、、。

メドは以前ここに来たことがあるから、部屋でゆっくりすると言って部屋に戻ったので、久しぶりに一人で町歩きをすることに。
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棚田と独特の建物が点在する風景は本当に綺麗だった。
そして、標高が低く、緑が多く、寒くないというのが何よりも嬉しかった。
Tシャツ一枚で深呼吸しながらの散歩は最高だ。

今回感じていることなのだが、標高4000mにもなると世界が変わった様に風景が美しく、そこに暮らす人々の生活も独特で本当に興味深い。

でも、、、

やっぱり高地は辛い。
寒くて乾燥していて陽射しは強い。
そして、空気が薄くてあまり動きまわれないうえにインフラが整っていないことも多い。

以前行ったボリビアもすごい場所でとても良い思い出になっているが、モチベーションを保つのが難しかったのを思い出した。
これからも高所にある僻地に行きたいとは思うが、長くはいたくないし、低地に戻るというところに幸せを感じそうだ(笑)

ちょっと道に迷って宿に帰るのが遅れると、すでにみんな夕食をとっていたので急いで合流。
目の前には大量のチベット料理?が並んでいる。
そしてこの料理が美味い。
味付けが優しくて、日本の味に似ているものも多い。
腹いっぱい食べたあとは、テレビがある部屋で中国人女子と談笑。
若い中国人はだいたい英語が出来るし、筆談も出来るからコミュニケーションをとるのは難しくない。
そのあとは食堂に移動して地元チベタン達と合流して宴となった。
やたら強い酒を飲みながら一人一人アカペラで歌っていく。
そこには美人谷出身でレッドクリフの主題歌を歌ったalanの兄弟だという警察官もいて、やっぱり歌が上手かった。
言葉が分からなくても、酒が入ってしまえば関係なし。
とても楽しい夜だった。
しかし、日本人のイメージ(歌唱力)を害してしまったのではないかと、それだけが心配です(笑)

おまけ
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中国らしいデザイン
中国では喫煙率が高いらしく、車に乗せてもらうと必ず勧められます。

iPhoneからの投稿
夜中に外がうるさくて目が覚めた。
理塘には基本的に外国人は滞在してはいけないらしいので、何か問題があったのではないかと不安になった。
しばらくベッドに身を潜めていたが、意を決して外に出た。
どうやらドアのロックが壊れた部屋があって客が閉じ込められているらしい。
宿のお姉さん(美人)が一生懸命開けようとしている。
しかし、開かないので自分が代わってドアノブを強引に引張ったらドアノブが取れてしまった、、、。
結局同じ部屋のカナダ人男性のタックルでドアは開いて一件落着。
まだ頭痛が取れないのですぐにベッドに戻るとまだ騒がしい。
外に出ると今度は閉じ込められていた客が暴れている。
これもカナダ人と一緒に止めて、客が外に出ていったのを見届けて横になると、またまた騒がしい。
また外に出ると今度は向かいの部屋で男女がケンカしている。
これにはカナダ人と顔を見合わせて「夫婦ゲンカだよね」ってことにして横になった。
その後も近所の犬が吠えまくっていてうるさかった。
ここの宿の名前は「和平(ピース)ホステル」なのに、、、。

しかし、朝の目覚めは良かった。
頭痛も無い。
さっさと準備を済ませていたが、今日はメドが起きてこない。
ノックしてみると、やっと起きてきて昨晩はチベット族のクラブに行ってきたと言っていた。
どこまでアグレッシブな子なんだか、、、(笑)

宿の人達とバター茶を飲みながら団欒した後、朝飯を食べていよいよ出発。
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今日の予定はあまりメドと話していなかったが、やっぱり今日もヒッチハイクらしい。

標高4000mの理塘の町をバックパックを背負って歩く。
さすがに今日はメドの足も重そうだ。
しかし、少し歩いたところで休んでいると、6台目くらいですぐに男性二人組の乗ったSUVが捕まった。

最初はちょっと話をしたものの、英語が話せないらしく、ずっと3人で話をしているので、今日はずっとおとなしくしていることに。
それにしても道が悪い。
標高4700mというところもあって眺めが良いところも多いのだが、基本砂利道で砂埃や泥ですぐに車の窓は汚れてしまった。
そして、彼らが全然休憩を取らないのにも驚いた。
最悪なコンディションでの運転7時間で結局短いトイレ休憩一回だけ。
夜7時に道沿いにある宿に入ったのだが、ここには多くの中国人旅行者が集まっていてびっくり。
中国では成都からラサまで歩きや自転車で行く旅人が多いらしい。
標高にしても今日通ってきた悪路を考えても、四国のお遍路と比べて険し過ぎる。
そして、今日乗せてもらった二人(カンさんとユさん)は実はそこそこ英語が喋れて、10日間でこっちと武漢(メドと同郷)を往復する旅行らしい。
宿での夕食はとても美味かった。
そしてここではカンさんがおごってくれた。
何か良く分からないけど、やっぱすげえぜ中国人!!(笑)

ちなみに今日の自分は本当に何もせずという感じ。
出費も30元ほど。
メドにはものすごく感謝してるけど、二日目にして早くも一人旅に戻りたくもなってきた。

節約はしながらも金はしっかり使い、主体的に動き回る。
これがやっぱり自分のスタイル。

それにしてもメドは本当にすごい。
日本人の自分からみるとメドの図々しさと強気さには本当に驚かされる。
日本と中国で感覚が違うのは分かるけど、すごい旅人だ(笑)

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彼女の名前はメド(本当は李)
24歳(日本で言う23歳)
武漢近郊に住んでいるらしい
小柄だけどテキパキ動いてハキハキしているかわいらしい子だ。

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朝食を済ませていざ出発。

必要に迫られてヒッチハイクしたことはあっても、移動の主体としてのヒッチハイクは初めて。

ということでヒッチハイク初日。
今日はまず稲城の外れにはチベット仏教のストゥーパ?があったのでそこを礼拝(3周時計回りにまわる)した。

彼女はどうやらチベットの文化に心底惹かれているようだ。

その後いよいよヒッチハイク開始。
彼女のやり方は、行きたい方向に向かって歩いて行き、車が来たら手を横に出し、手首くを上下に振って車にアピールするという感じ。
その後いよいよヒッチハイク開始。
車はたまに止まってくれるが、行き先が違ったり、お金を要求されたり(一銭も払わないのが彼女のポリシーらしい)でなかなか捕まらない。

高地でバックパックを背負って歩くのもなかなかこたえる。
しかし、そうこうしているうちについに一台目が捕まった。
遠くまでではないが、道の分岐点まで行けることに。
着いたその分岐点はなんと昨日パスポートチェックを受けた警察が集まる関所のある場所だった。
日本人の感覚だと近付きたくない場所だし、そもそもチベット自治州は外国人をあまり受け入れないエリア

なのだが、、、、
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チベットならではのバター茶を入れてもらい、
楽しく談笑したあとに、
ランチにも混ぜてもらう。
という始末(笑)

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町にいた不思議な人と

関所でたっぷりと休憩してヒッチハイク再会。

この時に乗せてもらえたのが地元の30歳(日本で言う29歳だから同い年)の男性。
とても優しい雰囲気のチベタンだった。

彼は途中の小学校に用があったことから、自分達も小学校に乱入。
ちょうど子供達は外にいたからあっという間に囲まれる。
写真を撮ったり、「ハロー、ハロー」と連呼してみたりで鼻を垂らした子供達と戯れる。
好奇心旺盛だけどどことなくシャイな子供達は本当にかわいい。
帰りの集会があって一時中断はしたが、そのあとはサッカーとバスケットをして一緒に遊んだ。
標高4000m近くあることもあってかなりバテたが本当に素晴らしい時間を過ごすことが出来た。
奥さんと子供を乗せた車はついに今日の目的地理塘に到着。
稲城の人に教えてもらった宿に行こうとするが、なかなか見つからない。
するとメドはパトカーに場所を聞きに行った。
外国人だと分からないよう黙っててといわれて大人しくしていると、なんとパトカーで送ってもらうことに。
それもなかなか見つからないから街中をぐるぐる。
他にも宿はあるのにメドは妥協せずに警察にお願いし続ける。
無事に宿に着いてチェックイン。
彼女の手にかかったら25元の宿泊費も20元になってしまう(笑)
町を散策して夕食を済ませ、民芸品を物色していると、
昨日に引き続き頭痛が、、、
しかも昨日よりもひどい。
標高4000mはさすがに辛い。
帰ってすぐに横になった。

それにしても理塘もチベットらしさ満載の町だった。
いったいどれを書けばいいかも分からない。
そしてiPhoneでも写真撮っていないため画像無し、、、。
すいません。

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