自分の胸の奥で煮えたぎるマグマを知れ | 茨大ボート部のブログ

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試合結果や漕艇部の日常を更新します!

こんばんは

茨城大学漕艇部、3年漕手の関戸です。

ひっさしぶりのブログ投稿になってしまいました。


さて、先日全日本大学選手権に女子シングルスカルで出場し、9位という結果を手にして帰ってきました。


様々なかたちで応援してくださった皆さま、部員のみんな、本当に、本当にありがとうございます。

どうかどうか来シーズンも、よろしくお願いいたします。


B決勝のゴール前の写真

(連日わたしと共に戦ってくれた大事なエンパ(日の出ちゃんと名付けた)と大事なオールに感謝を込めて)



連日の2000メートルのレースに体力を削られながらも、こんなにたくさんの同年代の、女子漕手と、同じ8分間を共有できたなんて本当に光栄で、本当に貴重な体験でした。

女子シングルスカルに出場していた選手たちは実際は敵同士ですが、大会期間中は、共に2000メートルに挑む仲間のような、でもやっぱり敵のような不思議な感覚がありました。


2000メートルのレースは1000メートルより全然長くて、ドラマがあります。レース中には、鈍感なわたしの勝負勘でも反応するくらいのエネルギーが、バチバチ飛び交っています。

直感するんです。

「今レート上げないと食われる」とか、「いける、いける、押せ、押せ」とかエネルギーで感じるんです。


すごかったです。


でもレース中、メダルを取るような選手とはエネルギーをぶつけ合うことも、並ぶことさえもできなくて、A決勝のあの場に立つことができなかったことをとても悔しく思っています。


A決勝には、そこに立った人にしか分からないエネルギーやピリついた空気が充満していて、肌でビリビリ感じながらそれでも勝つのが優勝クルーなんだと思いました。

もっともっと漕ぎたいと思いました。


来年こそ、来年こそ。



光栄なことに、3年生になってから戸田で知り合って一緒に練習してくれる友人や、モチベーションを上げてくれる漕手の皆さんに出会い、たくさんの方が私のボート生活に刺激を与えてくれています。


ともにボート競技と対峙する選手たちと会ったときの、あの胸の熱さはなんだ。


育ち盛りの1年生がボートが楽しいと言ってくれてワクワクするあの気持ちはなんだ。


マネージャーがビデオを撮るためにコースの対岸まで走ってくれているのをみて、頑張ろうと思えるあの胸の重みはなんだ。


早朝に川に出て、すっきりした気持ちで練習を始めるときにゾクゾクするあの心は、


自分の奥底でマグマが燃えているからだ。




A決勝で優勝を決めるクルーを見ていた私は、B決勝を終えてシャワーを浴びて外に出てきたから汗なんて少しもかいてなくて、のんきに芝生に座ってうわ鳥肌たったな、なんて思っていた。


来年は、ローイングスーツを着て、水上にいたい。


来年は、みんなでインカレ出ていたい。


煮えたぎるマグマを胸に秘めながら、みんなでボート漕ごう。




3年関戸