うるう年の逆打ち遍路はご利益が３倍あるといわれる四国八十八ヶ所を、夫婦で車中泊しながら3/26～4/15の２１日間かけて巡礼し、ついでに日本１００名城、続日本１００名城、道の駅、温泉に寄りました。
１日目(3/26)は、岡山県の自宅から瀬戸大橋経由で四国へ渡り、香川県の道の駅「ながお」で車中泊
2～6日目は、香川県(涅槃の道場)の88番→66番札所(23ヶ所)と愛媛県(菩提の道場)の65番札所(1ヶ所)参拝、日本100名城の高松城と丸亀城の見学
7～13日目は、愛媛県(菩提の道場)の64番→40番札所(26ヶ所)と高知県(修行の道場)の39番札所(1ヶ所)参拝、日本100名城の今治城、松山城、湯築城跡、大洲城、宇和島城と続日本100名城の河後森城跡の見学
14日目は、38番→37番札所参拝、道の駅｢なかとさ｣で車中泊
15日目は、36番→31番札所参拝、道の駅｢南国風良里｣で車中泊
１５日目(4/9)は、前夜車中泊した高知県中土佐町の道の駅「なかとさ」を出発して、最初に３６番札所「青龍寺」へ行きました。
第６８代横綱・朝青龍のしこ名は、母校・明徳義塾高校に近い「青龍寺（しょうりゅうじ）」に因んでいます。
甥の豊昇龍は現役の大関ですが、高校もしこ名も違います。
９：３０ 高知県土佐市の３６番札所「青龍寺」の無料駐車場に到着しました。
道の駅「なかとさ」から１時間かかりました。
消えかかっている境内案内図です。
青龍寺には文化財がたくさんあります。
鐘楼門です。
仏さまに『参拝に来ました』と知らせるために鐘を撞きたかったのですが、叶いませんでした。
鐘楼門を通れば石段を上らずに本堂へ行くことができます。
本堂へは約１７０段の石段を上っていきます。
左手に納経所があります。
朝青龍はこの石段を上って足腰を鍛えたそうです。
山門（仁王門）です。
青龍寺の由来は、弘法大師にまつわる伝説に基づいています。
大師が唐（中国）の青龍寺で密教を学んだ後、唐から東の空へ３種の仏具（三鈷、五鈷、独鈷杵）を投げました。
帰国後の弘仁６年（８１５）、大師が巡教でこの地を訪れたとき、独鈷杵（とっこしょ）がここにあると感得して、唐と同じ名の青龍寺を開いたと伝わっています。
三重塔です。
唐から投げた仏具の残り２つは、三鈷が高野山へ、五鈷は足摺岬へ落ちたとされています。
本堂です。
御本尊は空海作と伝わる波切不動明王です。
ローソクと線香をあげ、記入した納札を箱に入れ、賽銭を入れて、お経を唱えました。
波切不動明王の像です。
大師が唐に渡る際に現れて嵐を鎮めたといわれています。
海の安全祈願に御利益があるとして「竜のお不動さん」と呼ばれ、現在も海で働く人々の信仰を集めています。
大師堂です。
ここでも、ローソクと線香をあげ、納札を箱に入れ、賽銭を入れて、お経を唱えました。
手前から大師堂、本堂、薬師堂が横一直線に並んでおり、これは唐の青龍寺と同じ配置にしてあります。
納経所です。
納経料は４月から５００円になりました。ただし、２周目以降の重ね印は３００円に据え置きです。
３６番札所「青龍寺」の御朱印です。
私は２周目なので重ね印だけです。妻は１周目なので墨書と御朱印をいただきました。
このあと、３５番札所「清瀧寺」へ行きました。
ーーー つづく ーーー