うるう年の逆打ち遍路はご利益が3倍あるといわれる四国八十八ヶ所を、夫婦で車中泊しながら3/26~4/15の21日間かけて巡礼し、ついでに日本100名城、続日本100名城、道の駅、温泉に寄りました。
1日目(3/26)は、岡山県の自宅から瀬戸大橋経由で四国へ渡り、香川県の道の駅「ながお」で車中泊
2日目は、88番→84番札所(5ヶ所)参拝後、道の駅「源平の里むれ」で車中泊
3日目は、日本100名城・高松城、83番→80番札所(4ヶ所)参拝後、道の駅「滝宮」で車中泊
4日目は、日本100名城・丸亀城、79番→76番札所(4ヶ所)参拝後、道の駅「滝宮」で連泊
5日目は、75番→71番札所(5ヶ所)参拝後、道の駅「たからだの里さいた」で車中泊
6日目は、70番→65番札所(6ヶ所)参拝後、愛媛県の道の駅「マイントピア別子」で車中泊
6日目(3/31)は、前夜車中泊した香川県三豊市の道の駅「たからだの里さいた」を出発して、70番札所「本山寺」、69番札所「観音寺」・68番札所「神恵院」、67番札所「大興寺」の次に、66番札所「雲辺寺」へ行きました。
標高911メートルの雲辺寺山山頂にあり、四国八十八ヶ所で最高峰に位置することから「四国高野」と呼ばれています。
11:10 雲辺寺ロープウェイ乗り場に到着しました。
67番札所「大興寺(だいこうじ)」から20分でした。
67番札所「大興寺」からカーナビ通り進んだら、狭い道を案内するものだから対向車で出会わないかびくびくしながらなんとか到着しました。
6年前に1周目の遍路に来た時は、65番札所「三角寺」からの順打ちだったので、カーナビが大きい道を案内してくれました。
雲辺寺ロープウェイの説明板です。
日本最大規模のロープウェイで、標高259mの山麓駅から、標高916mの山頂駅まで、全長2594mを7分で到達します。料金は往復一人2200円です。
車でも雲辺寺まで行くことはできますが、細い曲がりくねった道なので、安全安心のためロープウェイにしました。
快適な乗り心地で、少し霞んでいる三豊平野と瀬戸内海を眺めながら空の散歩を楽しみました。
あっという間の7分間で、山頂駅に到着してから雲辺寺へ参拝する人と山頂公園へ観光に行く人に分かれました。
個々に違った表情を見せる五百羅漢が出迎えてくれる境内を下っていくと山門です。
左側の境内にも等身大の五百羅漢像が安置され、その表情を見て回るだけでも楽しいです。
11:30 66番札所「雲辺寺(うんぺんじ)」の山門(仁王門)に到着しました。
奈良時代の延暦8年(789)に若き弘法大師が、善通寺建立のため木材を求めて雲辺寺山に登り、この地を霊山と感得し堂宇を建てたことを起源とします。
雲辺寺山頂マップです。
参拝者以外にも、雲辺寺山頂公園の観光客が多いです。
雲辺寺の住所は徳島県ですが、四国霊場としては讃岐の「関所寺」です。
鎌倉時代に七堂伽藍も整備されて、境内には12坊と末寺8ヶ寺を有した古刹でした。
戦国時代に「天正の兵火」を起こした長曾我部元親が雲辺寺に参拝し、裏山から眼下を望み四国制覇を目指したが、当時の住職に諫められました。
鐘楼です。
仏さまに『参拝に来ました』と知らせるために鐘を撞きました。
本堂です。
平成21年(2009)に落成した真新しい建物です。
本尊は千手観世音菩薩です。
本堂でローソクと線香をあげ、記入した納札を箱に入れ、賽銭を入れて、お経を唱えました。
「おたのみなす」です。
頼みごとが成す「なす」ようにとのことで、願い事を書いた紙を石のモニュメントに貼っています。
輪をくぐった奥には、ナスの形をした腰掛があります。ご利益倍増だそうです。
大師堂です。
ここでも、ローソクと線香をあげ、納札を箱に入れ、賽銭を入れて、お経を唱えました。
納経所です。
納経料は300円です。
66番札所「雲辺寺」の御朱印です。
私は2周目なので重ね印だけです。妻は1周目なので墨書と御朱印をいただきました。
山頂にある「毘沙門天展望館」まで行ってみました。
毘沙門天像の足元まで上って360度の眺望が楽しめます。
毘沙門天展望館から眺めた雲辺寺山頂公園です。
天空のブランコがあり、瀬戸内海の絶景を楽しむことができます。
ロープウェイ山頂駅です。
参拝者より観光客の方が多い時間帯でした。
三豊平野と瀬戸内海を眺めながら山麓駅へ戻りました。
香川県はため池が多いのがよくわかります。
これで88番~66番札所までの23ヶ所の参拝を終えました。
涅槃の道場・讃岐の国(香川県)の巡拝はこれで終了しました。
このあと、愛媛県の65番札所「三角寺」へ行きました。
ーーー つづく ーーー