軽バン(ホンダ N-VAN)で車中泊しながら、山陰地方の史跡と道の駅を巡ってきました。

 

新型コロナの第4波が大きくなる前の2021/4/19~4/25の7日間、感染者が少ない鳥取・島根両県の今まで行ったことがない史跡と道の駅を、温泉で疲れを癒しつつ道の駅で車中泊しながら一人旅をしてきました。

 

1日目は、岡山県の自宅から、鳥取県の東端の道の駅まで移動

 

鳥取へ行く途中に、1ヶ月前(2021年3月28日)に開業したばかりの道の駅「山陽道やかげ宿」へ寄りました。

 

 

 

旧山陽道の宿場町・矢掛町の国道486号線沿いにある道の駅です。

江戸時代に宿場町として栄えた矢掛旧市街には、参勤交代で大名や公家が宿泊した本陣の石井家住宅と脇本陣高草家住宅の両方が現存しています。

国の重文として両方現存しているのは全国でもここだけです。

NHK大河ドラマで有名になった篤姫も、矢掛本陣に宿泊しています。

 

 

道の駅の建物は、九州新幹線「つばめ」や豪華寝台列車「ななつ星」などのデザインをした岡山出身のデザイナー水戸岡鋭治氏が監修した、黒を基調とした近代的な建物です。

 

 

 

1階は、矢掛町内の観光と物産の紹介コーナーになっています。

 

 

備中神楽の木彫りの面がたくさん飾ってありました。

建物内に飲食や物産販売の店舗を置いていない、全国的にも珍しい道の駅になっています。

すぐそばにある旧山陽道の商店街を、道の駅の物販・飲食コーナーとみなして、町全体が道の駅というコンセプトになっています。

 

 

 

パッと見には観光案内所にしか見えない道の駅の建物ですが、2階にはキッズルームがあり、子供たちが喜ぶ絵本やボールプールがあります。

しかし、キッズルームは新型コロナのため当分休業することになっています。

 

 

 

2階のテラスに上がってみました。

矢掛町の家並みが見えます。

 

 

3年前の平成30年(2018年)7月の西日本豪雨で決壊して、甚大な被害をもたらした小田川が、今は何事もなかったかのように穏やかに流れていました。

 

 

駐車場は普通車39台と大型車数台駐車可能ですが、細長いため第2駐車場はかなり遠くなります。

できたばかりなのでトイレはきれいで、ウォッシュレットもありました。

 

 

旧山陽道の街並みが見えるかと思いましたが、2階テラスからでは家屋にさえぎられて無理でした。

 

 

道の駅「山陽道やかげ宿」のスタンプです。

シンプルなデザインです。

 

このあと、鳥取県の東の端を目指して、北上しました。

 

     ---  つづく  ---