岡山県の偉人である、画聖・雪舟ゆかりの地は西日本各地にあり、一度にすべて回ることはできませんでした。

 

そこで今回は、広島県にある雪舟ゆかりの地を訪ねました。

 

広島県にある雪舟ゆかりの地は、三原市の仏通寺と、世羅町の円満寺(えんまんじ)と康徳寺の3カ寺です。

三原市の仏通寺(ぶっつうじ)の次は、世羅町の康徳寺(こうとくじ)を訪れました。

 

 

 

世羅町の康徳寺にやってきました。

白鳳時代(7世紀後半~8世紀初め)の創建といわれており、現在に寺は江戸時代の初めに再建されたものです。

アジサイと雪舟庭の寺として有名です。

 

 

寺の石垣のところに雪舟庭園の立て札がありました。

 

 

 

山門の脇に小僧さん姿の雪舟の看板もありました。

アジサイの時期には早かったので、訪問者は私一人でした。

 

 

鐘楼です。

三原市の仏通寺の鐘楼は鐘がつけなかったので、ここで撞かせてもらいました。

世羅の里に響き渡る良い音色でした。

 

 

本堂です。

本尊は、南北朝時代の貞治4年(1365年)に開眼供養が行われた釈迦如来座像です。

ピンピンコロリと逝けますように ・・・ とお願いしました。

 

 

雪舟築造と伝えられる庭園 「雪舟庭」です。

きれいに手入れされていました。

 

 

室町時代の画聖・雪舟(1420~1506?)は、修行時代の一時期、隣町の円満寺(えんまんじ)に籍を置き、ここ康徳寺(こうとくじ)と関係の深かった萬年寺とも親交を結んでおり、康徳寺三代住職仁仲和尚のもとに足を運んだという記録が残っています。

 

 

 

ツツジが咲き始めていました。

5月に入ると満開になるでしょうが、訪問したのが1週間早かったようです。

 

 

優雅に泳ぐ池の鯉を眺めながら、アジサイの咲くころはもっと違った景色を見せてくれるだろうなと思いました。

毎年6月第4日曜日にアジサイ祭りが開催されていましたが、新型コロナの影響で去年は中止されています。

 

 

康徳寺から眺めた世羅の里です。

のどかな風景は、雪舟が眺めた600年前と変わっていないように感じました。

 

 

 

御朱印です。

 

このあと、雪舟が修行していたといわれる円満寺へ行きました。

 

     ---  つづく  ---