2019年2月21日から28日までの8日間、ベネルクス3国&ドイツ旅行へ行ってきました。
5日目は、最初にアントワープの観光でした。
ノートルダム大聖堂の前に、「フランダースの犬」で有名な「ネロとパトラッシュ」の寝ているモニュメントが設置されています。
2003年に日本のトヨタが寄贈したモニュメントは、地元民に腰掛けとして使われたうえ撤去され、2016年に中国資本が寄贈した石像に置き換わっています。
ノートルダム大聖堂の入り口です。工事中のため、建築資材が置いてあります。
内部の身廊です。
170年もの歳月をかけ、1520年に完成したノートルダム大聖堂は、ベルギーで一番大きいゴシック教会です。
パイプオルガンです。別の個所にもうひとつパイプオルガンがあります。
説教壇の横で、現地ガイドが説明したことを添乗員が日本語に訳してくれました。
ステンドグラスも見ごたえがありました。
その昔、ギルドや職人が大聖堂の柱に自分用の祭壇を持っていたところに、16~17世紀のフランドル地方の巨匠の絵画が飾られています。
聖母マリアです。
ルーベンスの最高傑作の「キリスト昇架」です。
ルーベンスの祭壇画「キリスト降架」の前で、現地ガイドが説明してくれました。
この絵の前で、「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが息絶えました。
「フランダースの犬」のネロ少年が観たかった「キリスト降架」を拡大しました。
「フランダースの犬」はイギリス人女性がアントワープに住んだ経験をもとに書いたもので、イギリスや日本で出版されただけで、日本人観光客がアントワープで「フランダースの犬」のことを話題にするまで、ベルギー人は知らなかったそうです。
しかし、お涙頂戴の悲しい話が嫌いなベルギー人には、いまだに人気がないそうです。
「キリスト昇架」、「キリスト降架」と並ぶ、ルーベンスの最高傑作「聖母被昇天」の祭壇画の前で現地ガイドが説明してくれましたが、添乗員が通訳するので聞くのがまどろっこしかったです。
逆光でよく見えませんが、美術家ヤン・ファーブル作「十字架を持つ男」の金箔の銅像です。
40分間の見学を終えて、ノートルダム大聖堂を出ました。
このあと、昼食でした。