人をやる気にされる、絶妙な一言とは | 研修トレーナー 伊庭正康のビジネスメソッド

人をやる気にされる、絶妙な一言とは

こんにちは。
ストレスコーピングコーチ伊庭正康です。

以前、「コンプレックをバネに」という記事を書きました。
http://ameblo.jp/ibamasa11/entry-11489136254.html

その記事は、新橋にある居酒屋の
どうみてもサービス業は難しいのでは・・
と思う、そんな女性スタッフが
一生懸命、がんばる姿を紹介するものでした。

目も合わせらない、
どう見ても、絵に書いたような人見知りの人でした。

でも、思ったのは、店長のスゴさ。

採用したのもスゴイけど、
彼女をここまで引き出したのもスゴい。

「そこでは、本人もすごいが、
         店長はもっとすごい」

とも紹介しました。

で、先週
店長に取材しました。

(一問一答)
Q:なぜ、あの女性スタッフは
  あそこまで頑張れるのか?
  マネジメントで工夫している点は?

A:彼女は委縮していたんです。
  本当にコレをやっても大丈夫かな・・。
  ずっと、そんなコトを考えている子でした。
  だから、「思うようにやれ!失敗を許す」
  と何度も言いました。

Q:それだけですか?

A:基本的にはそれだけです。
  失敗してもトライしたら褒めます。
  ただ、いい加減な仕事をしたら叱ります。
  前向きに本気でトライすること自体が
  仕事を面白くすることを
  知ってほしかったんです。

なるほど。。。

別の若手ホープにも聞きました。

Q:店長はどんなマネジメントをされているの?

A:メリハリがあります。
  お客様に喜んで頂くためなら
  「失敗をしてもいいから思いきりトライしろ」
  と言います。

Q:叱る?

A:いい加減な仕事をしたら
  メチャクチャ叱ります。
  でも、必ず同志のような気持ちを感じるんです。
  すべてはお客様のためであり、 
  1人1人のスタッフを仲間として
  考えているからなんでしょうね。

Q:あの女性は、どんな人?

A:あー、彼女ですね。
  あのように見えて、実は
  一番、注文をとってますよ(笑)

なるほど。。。

失敗しても許すことを
ブレずに言い続けることの大事さを
再確認した取材となりました。

後日談ですが、
あの女性から、手紙が家に届いていました。

それがこれ。


店長に聞くと、手紙を書くといったマニュアルはないそうです。
彼女の意志でトライしたのでしょう、とのこと。

なるほど。。

では。


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