組織を強くする「見える化」 | 研修トレーナー 伊庭正康のビジネスメソッド

組織を強くする「見える化」

20090913012142 見える化-強い企業を
 つくる「見える」仕組み』

遠藤 功 (著)

著者は欧州最大のコンサルファーム「ローランドベルガー」の会長。例えば、お客様の意見をどのように知るか?PCを覗きにいくのは「見に行く」、勝手に目に入ってくるのが「見える化」。著者は「見える化」が大事といいます。見えないコトを見えるようにする。90社を超えるの事例が紹介されていたり、マネジメントの実践書としても参考になりますよ。
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僕自身も面白い経験をしました。紹介します。

15年ほどの昔話です。
A社とG社は人材業界の大手企業。しのぎを削るライバルでした。
でも、違ったのです。営業所の雰囲気が。

[A社は]
 ・壁に、1人1人の「個人目標額」「現在の売上額」を掲示
 ・壁に、1人1人の「目標達成までの必要日商額」も掲示
 ・壁に、達成者の「お祝いの薔薇(造花)」を掲示
 ・壁に、さらに優秀者のネームプレートを掲示

    A社の課長曰く
    「本人にとっては目標までの距離感をつかめ、同時に
     同僚達のライバル心に火をつける効果があるのです」
     
[G社は]
 ・壁に、時計
 ・壁に、社訓の額

    B社の課長曰く
    「目標目標っていったらギスギスするしますからな~」

これホント。脚色なしです。まさに「な~」でした。

当時、G社にいた僕の知人がいました。
「ウチの会社、手をぬいてもわからへんねん。
 まあ、逆に言うと頑張ってもわかりにくいねんけどな」

今、G社は存在しません。

「見える化」はリスクヘッジです。
日々、状況が変化する営業現場は、その時の「微差」をキチンと把握するコトがリスクヘッジです。リーダーは「知りませんでした」では通用しません。ぜひ「見える化」でリスクヘッジを。

【営業の知恵ズバ!】  

  • 「見える化」はリスクヘッジ。 

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