個性を認めるのに足かけ8年。 | 不登校サークル『いばしょクラブ』のブログ

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子供が中学3年で不登校になった時

あれだけ本人の持っている「個性」を

大切にしようと思ったのに


大学生になりスムーズに日常が送れるようになると

「普通」に卒業して 「普通」に就職して

地に足の着いた生活をしてほしいと思うようになった。

実際去年の就活の時
どこかに就職するようにと話をした。

私は、息子が働きやすく理解ある職場に、

「普通」に就職することを望んでいたのだ。

 

願いは叶い
大学の講師から紹介された企業で

今年の4月より「普通」のサラリーマンとなった。


これでもう心配はいらない。

ここまで頑張ってきてよかった。

そう思った。

 

 

働き出して数ヶ月が過ぎたころ
毎日スーツを着ると胸をかきむしりたくなると
笑いながら言ってきた。

 

その時、笑顔の奥にある苦悩が垣間見れた。

 

 

 


先日息子は

絵画の展示会を有志と開いた。

 

横浜の街がエラーで溶けている絵だった。
横浜にちなんだ建物、キャラクターが溶けている絵だった。
この夏みなとみらいに大発生している

ピカチュウの絵もあった。

 

その絵を見たとき
この子はこういう子だったじゃないか
遊び心満載なんだよ。

というのを思い出した。

 

と同時に

「普通」のレールにはまった息子を

喜んでいた自分に失望した。
 

 

 

 

それを踏まえて
「胸をかきむしりたくなる」

といった息子に
「適材適所だから、無理にサラリーマンしなくても」

と言ってあげることができた。

 

 
なんだか、やっと、やっと、
親の思いとかじゃなくて
目の前にいる一人の人間が
もっている力を最大に引き出せるように
そんな仕事ができるように
と言葉にできた瞬間だった。
 
 
うちの子には
サラリーマンは似合わない。
毎日スーツ着るのも似合わない。
 
 
これは、私の心の奥にしまっておいた。
本人の望むような働き方、生き方を、
いつまでも応援していこうと思う。
 
息子が不登校というカタチで私におしえてくれたことを
忘れない人でありたい。
 
ここまでくるのに足かけ8年、
母はやっと脱皮ができました。
 


*ルカ*
 

 

 

 

 

 

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