甲子園球場この日の第4試合は、目的の常総学院戦。

 

相手は地元兵庫の報徳学園。

常総学院は前の試合が2日連続順延して1回戦を勝利、この日は中1日での試合。対する報徳学園は中4日が空いての日程となりました。

 

先ほどの試合までは暖かかった気温も、日没が近づくにつれて徐々に寒くなってきました。

試合前には阪神園芸の方々がしっかりグラウンド整備をします。

 

 

試合開始前、応援団への挨拶。

絶対分からないと思いますが、この中に元ファイターズの島田直也監督がいますw

 

 

 

試合は16:45頃開始。

東西の強豪が対戦するこの試合、期待できます。

 

 

試合は報徳学園の先攻で始まりました。

 

1回表、報徳は3番西村がヒットで出ますが得点ならず。

 

その裏常総学院は、1番丸山が四球で出塁。送りバントと内野ゴロで2アウト3塁と得点のチャンスを迎えます。

ここでプロ注の4番武田!!しかし死球となり2アウトながら1,3塁とします。

5番森田に期待がかかりますが、ここはキャッチャーフライに打ち取られ得点ならず。

 

2回表の報徳学園、2つの四球で2アウト1,2塁とチャンスを作りますがここも得点ならず

 

試合が動いたのは3回表。

報徳は死球とヒットで1アウト1,2塁から4番斎藤がセンター前へタイムリーを放ち、1-0 と先制します。

さらに1アウト1,2塁のチャンスが続きますが、5番安井はショートゴロゲッツー、引き離すことができません。

 

報徳学園は4回表にもチャンスを作ります。ヒットのランナーを、送りバントと内野ゴロで3塁に進めると、9番投手の間木がタイムリー内野安打で報徳学園が追加点、 2-0 となりました。

さらにヒットで2アウト1,2塁としますが、ここは常総先発小林が粘り、それ以上の追加点は与えませんでした。

 

その裏、常総学院は5番森田がレフト線へ二塁打を打ち、内野ゴロで3塁に進みます。しかし7番投手の小林が良い当たりを外野に飛ばしますがライトフライ、これでで3アウト。常総、またもや得点のチャンスを逃します。

 

試合はいつの間にかナイターとなりました。

 

 

 

5回表の報徳は、常総先発小林を攻め立てます。

先頭の3番西村、4番斎藤の連続ヒットでチャンスを作ると、報徳名物の応援「アゲアゲホイホイ」がしばらく続く展開に・・・・。

5番が送りバントを決め、1アウト2,3塁のチャンスを作ります。ここで6番山岡がライトへはじき返し追加点 3-0 。

さらに続く徳田は死球を受け、1アウト満塁とします。長い時間「アゲアゲホイホイ」が鳴り響く甲子園球場。報徳は8番辻本がセンターへはじき返しますが、常総のセンター池田が見事なバックホームで3塁ランナータッチアウト!常総、守りで意地を見せます。

しかし続く9番間木に四球を与えてしまい押し出し。4-0 となってしまいました。

さらにさらに、1番に返り橋本友樹がレフト前へ落ちるタイムリーを放ち 5-0 と引き離します。

 

5回裏、常総も2アウト1,2塁のチャンスを作り、一方的展開から追う展開になるかと思われましたが、ここでも得点ならず。

常総、再三再四のチャンスにあと1本が出ません。

それでも常総学院応援団は、あきらめず応援を続けます。

 

 

6回表から、常総はエース小林から左のサイドスロー、平がマウンドへ。平はピンチを招くも0点で切り抜けます。

 

7回裏には、常総の代打西谷・1番丸山がヒットで出塁して2アウトながら1,2塁のチャンスを作ります。

しかしここも得点ならず。

ヒット数は報徳に敵わなくても四球を絡めたチャンスはほぼ同等に作るのに、報徳先発の間木に得点を阻まれます。

 

8回表ら常総の投手が平から斎藤にスイッチ。しかしその斎藤、ヒットと盗塁でランナーを2塁へ進めてしまい、さらに送りバントで3塁へ。1アウト3塁となりました。

ここで、なんと

斎藤がワイルドピッチ。報徳、労せずして 6-0 と点差を広げます。

 

その裏、常総も意地を見せました。

四球とヒットで1アウト2,3塁のチャンスを作ると、6番片岡が犠牲フライを放ち 6-1 と、常総が一矢報います。

しかし常総はここで力尽き、9回裏は三者凡退に打ち取られ、万事休す。

 

報徳学園が6-1で勝利を収めました。

 

この試合で気になったのが、報徳学園のエース間木。再三ピンチを作るも粘りの投球で打者を打ち取りました。三振はそれほどなかったと思いますが、要所を締める投球は敵ながらあっぱれでした。

さらに報徳学園の応援「アゲアゲホイホイ」は、試合終了後も私が宿へ帰って寝るまで耳に残る程の熱い応援でした。

静かに寝ようとすると、どこからか聞こえる気がしたのです・・・・。

 

一方、常総のエース小林は、119球完投した翌々日に中1日で先発。本来の投球を見せられない形となりました。

 

両チーム、夏もこの地を踏めるか?はたまた違う勢力が現れるか?

楽しみに待ちたいと思います。

 

試合中は寒くて大変でしたが、常総学院が試合の日となったのは嬉しい誤算でした。