茨城県野球の重鎮、木内幸男氏が亡くなったとの速報が入ってきました。
以前、講演を聴きに行ったことを思い出します。
公立高校である取手二高を全国制覇に導き、後に常総学院監督に就任。再度全国制覇を果たしました。
取手二高時代は清原・桑田率いるPL学園を、常総学院時代はダルビッシュを擁する東北高校を破っての日本一という「甲子園のスターキラー」ぶりは、判官びいきの私には痛快でしたw
今年は、かつての教え子島田直也が常総学院の監督に就任。
また、つい先日横浜DeNAベイスターズの二軍監督に、これまた教え子である仁志敏久が就任したばかり。
ファイターズファン目線では、金子誠の恩師です。
そして今は都市対抗野球の最中。日本製鉄鹿島の中島監督も木内監督の教え子です。
さらに高校野球茨城県予選では、教え子同士で対戦というのも珍しくありません。
まるで、プロ野球でいうところの「野村チルドレン」のようです。
それだけ茨城野球を作り上げた、偉大な監督ということと思います。
10年近く前からガンを公表しており、その時の記事に
「もう年だし、進行が遅いから致命的にはならないんですよ」というコメントがあったのを覚えています。
しかし、とうとうこの日が来たか・・・・・。
野球界では偉大な功績を築いた反面、地元では「奥さんに迷惑かけっぱなしの野球バカ」とも言われていました。
内助の功でここまで来た名将なら、奥様は「茨城野球の母」と言えるでしょう。
表舞台には出てこない方ですが、奥様の支えは語り草になっています。
永年、お疲れ様でした&多くの夢をありがとうございました。
これからも、ゆっくり教え子の活躍を見てあげてください。
m(_)m