野球を観に行けない(><)
それなら野球漫画を読もう!!
…ということで、またまた読んでみました。

最近の野球漫画はスポ根ではなく、野球に携る人々の内部事情をリアルに表現した作品が増えています。

「そうだったのか!」「あの都市伝説はウソだったか」と気付かせてくれる漫画が増えました。
有難いことです。

そのジャンルの1番手では無いかと思われる作品を読んでみました。

アダチケイジ作品
「グラゼニ」






この作品は人気があるので、既に読まれた方も多いことと思います。

「グラゼニ」とは「グラウンドにはゼニが落ちている」の名言から取ったタイトル。

プロ野球選手の金銭事情がリアルに紹介されています。

主人公は仮想の球団(モロにヤクルトと分かりますが)に所属している投手。
・公立高卒の8年目の選手
・左のサイドスロー
・中継ぎ投手
・コントロール重視の投球
・メガネの小心者
・年俸1800万円(ここが大切!)

野球漫画の主人公としては、地味な設定です。
その主人公が、対戦相手の年俸によって投球を変えるという、変わったキャラをしています。

また他のキャラも、プロで荒稼ぎしている選手ではなく、プロでギリギリ生き残っている選手が多いのがこの作品の特徴です。

話の内容はといいますと、
・プロ野球選手としてどれだけ稼げるか。
・どれだけ現役を続けられるか。
・引退した後のセカンドキャリアについて。
等の、お金と契約に関する裏事情が中心です。


設定は架空のプロ野球チームです。
しかし球場名や本拠地はそのまま使っているので、架空の球団と実際の球団のシンクロに混乱することは無いと思います。
例えば、主人公のチーム名が「神宮spiders」ですもんw
神宮で頭文字がS、分かりやすいですね!


ストーリーも信憑性が高そうで、裏事情の勉強になる漫画でした。
もちろん全て正しいとは思いませんが、かなり取材して作った作品なのだろうと感じ取れます。

変わった角度からの作品ですが、プロ野球好きなら一読の価値有りです!
(^◇^)