「どうせ無理」は便利な言葉。 | アイビーマッピングのブログ

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アイビーマッピングはカウンセリング現場から生まれた会話を「見える化」するコミュニケーションツールです。

ibマッピングインストラクターのあおいです。

いつもお読みいただきありがとうございます。



皆さん、TEDってご存じですか?

しゃべって動くおじさん化したテディベアの映画ではありません(笑)



TED(テド、英: Technology Entertainment Design)とは、
アメリカのカリフォルニア州ロングビーチ(過去にはモントレー)で年一回、
大規模な世界的講演会を主催しているグループのこと。

TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、
学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。

講演会は1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったが、
2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、
それを契機にその名が広く知られるようになった。(ウィキペディアより)


このTEDが札幌で開催された時の、ある会社の社長のお話がとても感動的だったので
シェアしたいと思います。

「思うは招く」というお話です。


その会社は、リサイクルにつかわれる機械をつくっている会社です。


この会社の社長は、
「お金があったら本を買って頭に入れて、新しいことを生み出せ」
というおばあちゃんの言葉と、

宇宙が大好きなおじいちゃんの笑顔が見たくて、

飛行機やロケットの本をよみあさっているうちに、
宇宙開発に関わる仕事につきたいという夢を持ったそう。



でも小学校、中学校と、大きくなるにつれ、

先生や周りの大人たちに、

「そんな夢みたいなこと言ってないで、テストの勉強しなさい。
宇宙開発なんてよっぽど頭がよくて、お金がある人がするもの。」と言われ、

周りの友人からも「どーせ無理。」と言われ続け、

とても辛くて悲しい思いをした時期があったと。



その辛い時期を乗り越え大人になって会社を経営し、
会社経営でも借金を抱えたりして紆余曲折ありながら、

今は本業の傍ら、ロケットを作り、打ち上げもし、人工衛星も飛ばせるようになり、

さらに、世界に3つしかない、日本ではここしかない、
宇宙と同じ無重力状態を作れる実験装置を作りあげるまでになったという会社です。



私は、この社長の話を聞いていて、

言葉一つで大きく傷つくこともあれば、勇気づけられることも、
人生を変えてしまうこともある、
そんな言葉一つ一つの重みを感じると同時に、

もう一つ、気づいたことがあります。



この社長がどんな辛い目にあっても、苦しくても、
それを乗り越え、成長し続けているのは、

彼が自分に「問いを立てる」
ということを常にしてきたからではないかと。


例えばもし、「そんな夢みたいなこと言ってないで、テスト勉強しなさい。
宇宙開発なんてよっぽど頭のいい人やお金のある人がするもの。」

と子どもの時に言われたとしたら、皆さんならどうしたでしょう?


私なら、きっと思考停止してしまったと思います。

「大人がいうのだから無理なんだー。」


でもそこでこの社長は考えます。

―夢ってなんだろう?

―できそうな夢しか見ちゃダメなの?

―できるかどうか誰が決めるの?

―やったことをない人が決めるのはおかしいんじゃないの?

―今できないことをおいかけるのが夢じゃないの?



そうなんですよね。

よくよく考えると「やったことがない人にどうしてわかるの?」
できないというのは、ほとんどがやったことがない人なんですよね。




他にもこんなことをおっしゃっていました。

「勉強しないといい会社に入れないよ。」


―じゃあいい会社って何なの?

「いい会社っていうのは、安定していて楽をしてお金を稼げる会社。」
だと周りの大人は言います。


そこでまた社長は問います。

―勉強すればするほど能力が身につくんじゃないの?

―その能力をなるべく使わないように楽をするために勉強する、
そんなら勉強しなくていいんじゃないの?


どうでしょう?本当にその通りです。



私たちは往々にして、やったことのない人の話をまともに受け取って、
「どうせ無理だよね、私には。」って思ってしまうことがよくあります。


私たちは子供の頃、好奇心の固まりでした。
見たい、聞きたい、触りたい、そして知りたい、やってみたい、

それがいつの間にか、諦めるということを覚えてしまい、

自信を失い、

「どうせ無理」という便利な言葉を使うようになってしまったのです。




本当に無理なのでしょうか?

あなたが今やりたいけどできないと思っていることがあるとしたら、
それはどうせ無理なことでしょうか?

どうしてそう思ってしまったのでしょうか?

どうしてやらないのでしょうか?

そして、

どうしたらやれますか?




「自分に問う」を続けてみてください。


あなたの中に答えは必ずあります。

Ibマッピングなら、それを見つけ出すお手伝いができます。



「どうせ無理」が「できるかも」に変わった時、
あたなの中から自信が湧いてくるとともに、

きっと「思うは招く」結果がついてくるでしょう。