:穂村 元  挿絵:千葉 サドル

「斬光のバーンエルラⅡ」





義妹を旅路に加え、機甲馬で王都に到着したレネ一行。

ティナの過去に関わりの有る人物と出くわしたものの、レネはなんとか王宮に忍び込むことに成功する。

ようやくかなった王との邂逅。

しかし王は、外界との接触を極力絶ち、国を実質的に治めているのは宰相だという。

様々な部分で食い違うレネと王の話し。

だが、初めての親子の会話は長く続かなかった。

大きな陰謀、その一端に巻き込まれたレネ達に差し向けられる追っ手。



王都から逃げ出し、川を下ってたどり着いた先は、第六王子が治める街レード。

銀髪が麗しいと評判の王子との出会いはレネに何をもたらすのか。

そして、海岸で出会った黒髪の美しい少女は一体・・・。









いきなりエンディング、と思わせて実はこれがオープニングでした。

レベル10程度で終わったら物語としては、つまらないですけどね。

敵は王、と思っていたレネでしたが、本当の敵はどうやら別の様子。

組織だった動きをしていることから、かなり巨大な権力を持っているのは間違いないようですが、少数しかいない仲間で、どこまで抗えるのでしょうか?



しかし、王様もすごいですね。

今回追っ手に選ばれたヘタレ君、王位継承権四八番目ですよ?

少なくともそれだけの子を成したわけでしょう?

すごいですよねぇ・・・。




さてさて、次巻は反撃のターンとなるのでしょうか?





斬光のバーンエルラ 2 (MF文庫J)/穂村元

¥609

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:大迫 純一  挿絵:BUNBUN

「神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック」





まずは改めて、著者である大迫純一師への追悼の意を表させていただきます。

そして、大迫節の最後の一冊となったこの本を刊行してくださった、GA文庫編集部に深いお礼を。



今回のこの本に収録されているのは短編、まぁぶる、まぁぶる2、すぺさるに収録された、ブラック、レオンの四作品に加え、未発表だったえくすとら・ぶらっくの五作品です。

すぺさるは、雑誌の付録だったので、読んでいない方もいらっしゃるでしょうね。

えくすとらは、オゾネ・クデンダル事件の前日話、つまり一巻以前のお話ということになります。

マナガの持つ二丁拳銃の由来が明らかになるおはなしです。




・・・悔しいですねぇ。

大迫純一特有の語り口、独特の間、にやり、と締めるあとがき。

その全てが新しい本で読めなくなると言うことが、とても悔しく、寂しいです。

訃報に接した際に涙し、また今も泣きそうになりながら、本を読み返しています。

哀愁を覚える登場人物、それでも前を向いて歩くことを諦めず、明るく生きようとする人々。

乗り越えようとする力を感じさせる作品を多々上梓してきたのは、師の生き様だったのかもしれません。


合掌。





神曲奏界ポリフォニカ インタルード・ブラック (GA文庫)/大迫 純一

 ちなみに、BUNBUNさんの描くマナガが大分変化した気がします。

¥641

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:青山 サグ  挿絵:てぃんくる

「ロウきゅーぶ 6」





夏休みも終盤に差し掛かる8月の下旬。

今年の夏休み最後の思い出を作るため、智花は勇気を出して昴を夏祭りに誘う。

女バスのメンバー全員が浴衣を着飾り、終始にこやかに屋台を楽しんでいたはずが、

とある事をきっかけに、ハプニングだらけのドタバタ・・・つまりはいつもどおりになってしまう。

浴衣は着崩れ、高校生にナンパされ、火花を散らし合い・・・。



他にも、昴の家で過ごす智花の休日や、愛莉の身長を巡るお話、葵とのエピソード等、女の子に振り回される短編集が登場です。






今回は、長編ではなく短編の為に、あまり筋道だった説明は出来ませんでしたので、ほぼ九割近くがあらすじコピーとなっております。

ご勘弁の程を。


短編集と言っても、メインヒロイン(?)である、智花嬢にややスポットが強く当たっている感じでしょうか。

彼女のご両親も登場し、昴は緊張に包まれることになるのですが、・・・むぅ、本当に彼はロリコンじゃないんですよね?

幼いが故の無防備さに負けそうになったりしているのを見ると、どうも疑問になってしまいます。

今回も魅力的なイラストがたっぷりですので、眼福でした・・・。




って、私はロリコンじゃないぞおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!?????





ロウきゅーぶ! 6 (電撃文庫 あ 28-6)/蒼山 サグ

¥599

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