I.A.R.C最年長の牧野です。
6月24日(日)に北海道で行われた第33回サロマ湖100kmウルトラマラソンに出場してきました。
サロマは9月に行われる100kmの世界選手権の日本代表選考を兼ねています。6月22〜24日には、陸上の日本選手権が行われていましたが、その裏で100kmの日本選手権も行われていました。

目標は7時間30分で20位以内に設定しました。あわよくば、7時間10分の代表派遣標準を…と思っていましたが、欲を出しすぎると痛い目にあうので7時間30分を目標に走りました。

スタート前は昨年の入賞者や実力者に混ざり、最前列に並びました。どんな大会でも最前列でスタートするようにしています。理由はスタートから出遅れないためです。スタートからタイムをロスするのはもったいない…という、もったいない精神(ケチなだけ)が人一倍あります。おかげでロスタイムは1秒。
ここからは10kmごとにレースを振り返ります。

スタート〜10km 42分22秒
スタート直後から先頭集団が3分40秒を切る世界記録ペースでスタート。かなり抑えたつもりが最初の1km通過が4'00…やばいと思い自重。4'15〜4'20/kmのペースでレースを進める。

10km〜20km 43分12秒
ペースも落ち着き、4'20/㎞前後でリラックスして走る。右の腸脛靭帯に少し張りを感じる。

20km〜30km 43分03秒
完全に単独走になり、前に追いつきたい気持ちもあったが、気持ちを抑えてペースをキープ。森の中を走って何だか良い気分だった。右の腸脛靭帯の張りもほぐれてきた。マイナスイオンでリラックスしたおかげだろう。

30km〜40km 43分48秒
35kmあたりに長い上り坂。アップダウンでもペースは落ちずに予定通りのペース。

40km〜50km 46分02秒

42.195km通過 3時間2分07秒
40km過ぎから4'30/㎞にペースが落ちるが、これも予定通り。フル通過もまだ余裕。写真はフル通過の写真。ピースをしようか迷ったが、体力温存のため我慢する。足にダメージを感じ始める。50km手前の激坂で失速。でも、まだ心は折れてない。

50km〜60km 52分52秒
厳しいアップダウン区間。54.5kmの大エイドで補給とトイレ。100km走るとなるとさすがにトイレも行きたくなる。

60km〜70km 1時間4分3秒
67kmで完全に足が止まる。気持ち悪くなり、ジェルが喉を通らなくなる。軽い熱中症だったかも…
心が折れかけ、歩く。リタイアが頭をよぎった時…オールスター感謝祭で有名な銀メダリストのエリック・ワイナイナさんに「ダイジョウブデスカ?ガンバリマショウ!」と励まされながら抜かれ、復活しワイナイナさんを追いかける。

70km〜80km 1時間4分59秒
ワイナイナさんが見えなった…さすが銀メダリスト。
ここからは5kmごとのエイドを目指して6'00/kmで走行。エイドでは確実に給水と水浴び。足はもう動く気がしない。もう帰りたい。

80km〜90km 1時間5分24秒
ワッカの森。北海道の自然を満喫できる区間。もはや自然なんて見てられない。早く終わりたいという気持ちしかない。しかし、アップダウンばかりで心身ともにボロボロ。風も出てきてさらに辛くなる。

90km〜100km 1時間2分26秒
あと10kmでやっとゴールだ。と思い最後の力を振り絞る。ラスト1kmの表示を見て、悔しくなり涙が流れてくる。ラスト400m猛スパート。最後くらいカッコよくゴールしたい。ラスト400mは72秒。

100km 8時間48分11秒

目標とは程遠い結果となりました。悔しい結果となり、まだ100kmを走る力はないと実感しました。サロマに向けて6時間耐久レースや60km走も取り入れましたが、練習不足でした。ウルトラマラソンは速さよりも強さが求められることを再確認できるレースでした。このままでは終われないので、来年また挑戦します。
来年目標を達成するために、今後は、クロスカントリーを中心にトレーニングを行い、耐久レースで体を強くし、フルマラソンでスピードをつけていきたいと思います。

長文失礼しました。