去年は5日しか登校しなかった小3の息子、統合が進んで今年は結構登校している。

でもまだ、15分くらいある中間休みが苦手なのか、全体の学校滞在時間を調整したいのか、中間休み後の3時間目から登校することが多い。朝から行かせようとしてみると、しくしく泣く。



長い休み時間が苦痛、というのは学校苦手っ子にはよくある話のよう。お友達を誘ったり誘われるかなとそわそわしたり、一人でどう過ごすかとか、色々落ち着かないのかもしれない。

◎人の目が気になる

◎思いを言葉に出せない(一緒に遊びたい、一人でいたい、などをうまく言えない)

は反射の影響が大きい。

頭ではわかっていても、できない。

頭ではそんなことないとわかっていても、怖い、不安、を感じてしまう。

そういう反射の残存のせいで起きている心やカラダの反応を知らずに、親や周りの人はつい、

「大丈夫、やってみたらできるよ」

「行けば楽しいよ」

などという言葉を投げかけてしまう。
励まそうとか、良かれと思って。

それもある種の愛の形。

だけど、だけどね。

私自身も不登校経験があるので、理由がわからずにできない、怖い、不安、泣きそう、という感覚はとてもよくわかる。

そして、周りから「やってみたら」「大丈夫だよ」と言われることのしんどさも。
プレッシャーになったり、できない自分を責めたり、わかってもらえないという気持ちを強めたり。無責任にすら思えて大人不信になったり。

そういう時に、周りの大人や親が、

「固める反射」や「原始反射」が残っていることが、学校生活やお友達との関係作りのハードルを上げていて、それでこの子は行きたくないのかもしれない。

という知識と視点を持っていたら。

そして、反射を統合していけば、その「どうしてもそうなっちゃう」「わかってるけどできない」という感覚が変わっていく。

ということを知っていたら。

気持ちはわかるけど、何の対策も取れなかった私も、今は息子に、

「反射の影響でいまあなたはこうなったり感じたりしやすいんだと思う。統合していけばそのしんどさは変わってくる。今は去年よりこんなふうに変化してるし、これから先ももっと楽に学校やお友達と付き合えるようになるよ」

と伝えることができるし、統合ワークや発達の遊びを通して、反射の統合を進めることができる。

それは、親としても気持ちの安定につながるし、統合の度合いを見てたら見通しが立つ。

そして、子どもにしてあげられることがある、というのは、ほんとに親としての自信にもなる。

不登校や行き渋り、友達付き合いが下手なお子さんの親御さんは、どうしても心配したり、自分を責めることもあると思う。

だからこそ、反射の知識を知って、統合ワークでできることがあると知るのは、本当に希望だし、親として子どもにしてあげられる大きなギフトになる。

愛情を、適切な形で子どもに届けられる。

(しかも子どものためにも自分の統合も進める必要があるとわかって進めると、自分も楽になるし愛情や才能も出しやすくなる)

うちの子や、かつての私みたいな子どもたち、その親御さんたちに、反射の統合ワークが、届きますように。