パンクロックの素晴らしき世界

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先週の土曜日、結婚1周年を祝い、夫婦で神戸に行きました。

特に奮発もせず、奥さんはかわいそうでしたが、まだまだこれからなので、ささやかなイベント。


幸先悪く、雨。ここ数か月で一番くらいの雨。奥さんかわいそう。


お昼に三宮について、ハナゾノカフェに行った。ハナゾノカフェは初めてでしたが、店長さんは例のバーで前まで店長だったので、会いに行ったのです。

昼の忙しい時に予約もせずにのこのこときやがった我々を暖かい接客とおいしい料理で迎えてくれました。

僕はハンバーグを、奥さんはパスタを。


エバーノートの操作をシクって、写真消えた。。。

また行って食べないと。


うまい。ハナゾノで料理教室開いたら女の子殺到しそう。


1周年を祝って、ケーキをいただきました。

サンキューです。店長さま、今度一杯御馳走します。


その後、友人の出産祝いを求めてファミリアに向かう途中で、葉加瀬太郎さんがいました。いるもんなんですね、太郎さん。いい人そうでした。


雨なので、カラオケに行きました。3時間以上二人でカラオケ。悲しいかな僕のレパートリーの大半が90年代の曲。

先日会社の後輩に「お前好きな子のカンペンとか隠すタイプやな」と言ったら「カンペンて何ですか」と言われました。そのうちピッチってなんすかとか言われる時代も来るんでしょうな。


その後予約していた「バールここや」に行きました。

神戸駅の近くにあるお店で、ウズラで働いていたお二人がやってます。


カルパッチョ、牛すじの赤ワイン煮込み、ポテトフライ、リゾット。

あのリゾットが食べられるのがうれしいです。

それにしても、このお店の温かい雰囲気はどこからくるんでしょうか。

料理はおいしくてしゃれているのに気取っていない。

かっこいいしええ声やのにしゃべりが気さくな福山雅治的最強バールここや、おすすめです。


そしてその後、飲酒室に行きました。

そう、伝説のバー。


普段オープンは店長の叶美香(仮名)と若い衆で、伝説のバーテンは数時間後に現れるのが常ですが、本日はオープンからおひとりで頑張っているようでした。


叶美香が貴重な長期休暇で、伝説のバーテンが「よっしゃまかせとけ。若い衆もゆっくりしてええぞ」と言ったら「いやいやそんな。僕らに任せてください」と言わずにほんとにゆっくりした若い衆二人。男前のヨシ男(仮名)ともう一人(ヤギ科)。


ウズラはなくなってもここやに行ける。

飲酒室でウッディさんに会えないのはさみしいが、ハナゾノで会える。

飲酒室のみんなは今日も楽しい酒を飲むように浴びさせてくれる。


伝説は終わっても、人の縁は終わらない。

そして人の縁が、また新しい伝説を作る。


縁 GOES ON.


改めてみなさん、いつもありがとうございます。

皆さんのおかげで、結婚1周年を迎えました。

このご縁を大切に、2年目も精進いたします。


それではみなさん、グラスを御手に。


スコール!


再びウズラについて。


ウズラは結構人気でいつもワイワイしていたのに、僕と彼女で行くと不思議と席があって、その次のお客様は「すいません満席でございます」的なことが多々あった。


縁というものなんでしょうか。


思えば20代後半は、縁というものの大切さを学んだ時期であった。

ジミ・ヘンドリクスもカート・コバーンもロバート・ジョンソンも27歳で死んだ。偉大なロックスターは27で死ぬんや。だから僕も27で死ぬんや。

なんでやねん。偉大でもロックでもスターでもないがな、と気づいた27歳のあの日。

そもそもスターが27歳で死んだだけで、27歳で死んだからといってスターになるわけではない。

それまで割と一人が好きで(今も好きやが)、へろへろふらふらしていたが、このままでは一人老いてボロアパートの2階の隅の部屋でコンビニのハイキ弁当食べながら死んでいくんやなかろうかと不安がぶわっとなって、酒を飲まずにはいれなかったですよね。

そして酒を飲みながらいろんな人の話を聞いて、しらふでも人の話を聞いて、今更ながら世間のおかげで生きていけてると教えてもらった。


今は若者の孤独が問題になっているけど、みんな失敗とか間違いに過剰なんだと思う。僕もそうだったので。でも四川料理の大家である黄さんが

「失敗の数多いのが、おいしいの秘訣よ」

と言ったかどうか知らないし、黄さんて誰だろう、とにかく失敗こいて恥かいてべそかいた数が多い人ほど向上してるから、まずはおおいに恥かくべきなんでしょうね。

そうでなければ僕の恥とべそが報われへん。


「それでお前はなんかええことあったのか」

と言われるとあれやけど、彼女が結婚してくれたのはひとつの達成と思いたい。


ウズラから大分話がそれました。


当初結婚式の2次会を、思い出深いウズラでしようかという案がありましたが、2つの理由により結局できませんでした。

ひとつは式場が大阪で遠いから。

ふたつめは、ウズラが閉店すると決まったから。


「え、閉めるんですか。もったいない」


もうエルディンガーが飲めない…。なんという悲しさか。

記念にもらったエルディンガーのグラスは、今も僕の宝物です。


そうして2つ目の伝説も惜しまれながらグランドフィナーレを迎えました。


「その人ならもうすぐきますよ」


そう言ってから1時間後くらいで確かに来たけど、その前にウズラについて話す。


ウズラはワインと欧風料理のお店で、忙しい時も店員さんはスタイリッシュにオーダーを聴いてくれるし、ナスのアンチョビマリネも生ハム(注文の後で塊を切ってくれる。その切ってる姿を見て他のお客さんがまたオーダーする)もパスタもリゾットもおいしいし、すごく大好きなお店であった。


最初にウズラに行ったのは前述のNとごはんに行った時だった。当時Nとはたびたび飲み歩いていたが、ウズラはかなりヘビーローテーションで行っていた。

内装も凝っていて、「こんな店女の子連れて来たら喜ぶやろなぁ」と思いながらアルマグロ飲んで、ピカピカに磨かれたカウンターをさすっていました。


大学を卒業して4~5年。

もう長いこと彼女もおらず、修行のため、あるいは硬派なために女人とのかかわりを絶っている人でももう少し恋のきっかけがあるんではなかろうかと思うくらい何にもなかった。

それが修行であればどどん波くらい撃てそうなもんやけど、ただの孤独ですからね。

彼女を「何人?」と数える大人とは程遠い女っ気のない生活であった。

Nは女の子ですが。


そんな僕にようやく彼女ができたのはそれからさらに1年くらいたってからだけど、その背景にあるウズラの貢献はかなりのものになると思う。

おしゃれな店にしれっと連れて行き、店員さんと仲良くしゃべったり、というだけで、僕の評価は8割増しになっていたのだから(当時も他人が褒められているようにしか思えなかった)。


「おはよさ~ん」

その人は来た。伝説のバーテンとの、5年以上ぶりの再会。


同窓会あるあるで、やっぱり行かなかったらよかったというのがありますね。「え、好きな子があんなおばはんに・・・」とがっかりして、思い出は思い出のままに・・・。という例の件。


しかし、伝説のバーテンにそんな裏切りはないのである。

思い出は大げさになるものですが、それを超えて大げさに面白い酒をまた飲めた。


以来、彼女とウズラに行って、彼女がいないときは(彼女はあまり酒が飲めない)飲酒室に行くというのが主な週末の過ごし方になった。


再び、三宮をめぐる伝説が始まった。