初めて同士 | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
#あーちん小説

さやみるきーのみるきー男化で
甘甘を書いて欲しいです!
チャラい感じのみるきーが
真面目彩ちゃんに一目惚れしちゃう!
みたいな感じがいいです!





「朱里~ちゅー」

「ちょ、ちょっとー
もぉ!だから今彼氏おるってば」

「ちぇー」

「優紀そんな感じやったら
ホンマに好きな人できたとき
相手にされへんで?」

「どーいうこと?」

「軽いって思われるし
特別感ないやん?」

「そーなんや」

珍しく朱里が真剣な顔する
好きな人
それはみんなやし
みんなのこと大好き
でも朱里が言ってる好きは
そーいうことじゃないくらい
僕にも分かってる
でもそんな人できないしなぁ

「恵ちゃーん
数学のノート見せて...あれ?」

放課後に隣のクラスに行くと
いつもは友達と話してる恵ちゃんは
いなかった
見せて欲しかったのにな

「なぁ!」

「え...っ///」

「上西さんなら
先生に呼ばれてたから
もーちょっとで
帰ってくると思うよ?」

「あ、ありがと///」

「どーいたしましてっ」

な、なにあの子
短い黒髪
お洒落なメガネ
キリッとした目
セクシーな唇
ア、アカン...心臓が

「先生話長いなぁ
あ、優紀どうし...うわっ!」

「恵ちゃん!
あの子誰!?」

「うぇ!?誰って?なに!」

「あの子!メガネかけた
黒髪ショートの」

「あー山本さんか」

「山本さん?」

「そー山本彩ちゃん
うちのクラスの学級委員
成績トップの子やで」

「そーなんや...彩ちゃんか」






「彩ちゃん!」

「ん?あー」

「昨日は教えてくれてありがと!」

「いいえ
わざわざそれを言うためだけに?
図書室まで?」

「い、いやちゃうくて
そう!僕
図書室好きやからな!
よー来るし」

「あ!そうなんや
私もよく来るけど気づかへんかった!」

恵ちゃんに教えてもらったとおり
図書室で待ち伏せした
図書室なんか初めて来た
なんなら場所も分からへんかったし
でもこれでちょっと距離縮まった

そこから彩ちゃんと毎朝
図書室で会って話すようになった
そしたら段々打ち解け始めてきた

「なぁ彩ちゃん」

「んー?」

「彩ちゃんはさ...」

「ん?」

今までは
お互いの趣味とか好きなものとか
そーいう話だけやったけど
そろそろ僕も進歩したい

「好きな人とかおるん?」

「えー?急に何よ」

「いや気になってさ」

「んーどうやろ
おるかな?」

「え...へぇ」

「渡辺くんは?」

「...おるけど」

「そーなんや?どれくらい?」

「へ?」

「あ、ごめん失礼やんな」

「いやえっと...」

「あー渡辺くんモテるから
たくさんカワイイ子知ってるやろうし
気になる子とかそれなりに
おるんちゃうかなーって
ごめんっ失礼やったね」

「ううんええよ
やっぱりそう思われると思うし」

「ごめんな?」

「気にせんとってや
僕ってそんなに
誰でも好きそうに見える?」

「そうじゃなくて...
皆に平等やしさ
だからうん
その気になる子にも勘違いされちゃう
みんなが好きなんやなって」

「彩ちゃんもそう思ってるん?」

「...うん、まぁ」

「そっか...なら治さへんと
その子だけにしーひんと」

「うん...だから
私と一緒におるのもやめとこ?
勘違いされちゃう
また廊下とかで会ったら
声とかかけて?
私そろそろ教室に」

グッ

「待って...行かんとって」

「え...?」

「僕行ったやん
その子だけにするって
だから行かんとって」

「...どういう」

「彩ちゃんだけにする」

「...」

「彩ちゃんが気になるっていうか
好きやねん...
初めてあった時から
ホンマは図書室好きなんも嘘で
場所すら知らんかった
でも彩ちゃんがおるって聞いて
だから通ってたんや」

「...」

「ごめん、突然やんな」

「びっくりした...」

「ごめん」

「...両想いってなれるんや」

「え?」

「私も渡辺くん...好き」

「...へ」

「好きです...///」

「お、お、お、っしゃぁぁぁー!」

「渡辺くんっ!声っ!」

「無理やって嬉しいもん!!」

キーンコーンカーンコーンッ

「あ、予鈴...キャッ」

「1時間目サボろ?」

「えぇでも...」

「な?お願い」

「私優等生やのに...」

とか言いながらも席に座ってくれて
僕も急いで近くに行く
手を握って向き合うと
明らかに照れて顔を逸らされた

「彩ちゃんこっち見てや」

「嫌や恥ずかしい」

「見たい、彩ちゃん」

ようやく顔がこちらを向き
微笑むと
照れて笑う彩ちゃん
可愛いなぁ

「彩ちゃん...僕の彼女なってくれる?」

「...条件ある」

「ん?」

「他の女の子にあんまり
ベタベタせんとって
私のことほったらかしにしたらアカン」

「ハハッ可愛い
分かった約束する」

「ホンマかなぁ」

「ホンマやってちゃんとしますよ
彩ちゃんのためなら」

「う、うん///」

「じゃあ彩ちゃんも
そんな可愛い顔見せるのは
僕だけにして」

彩ちゃんのメガネに手をかけて
そっと外すと
綺麗な顔
頬に手を添えて
キスをする

「彩ちゃん顔真っ赤」

「う、うるさいな///
慣れてへんの」

「初めてやんな?」

「なんで決めつけるんよ」

「ちゃうん?」

「そうやけど...」

「よかった彩ちゃんの初めて
全部もらうから」

「何それ私は?」

「僕こんなに人を好きなったん
はじめてやで?」

「ホンマに?」

「うんだから初めて同士
末永く仲良くしましょ?」

「うん...」