好きなものは好き | さやみる推しのNMB妄想小説 別館
「おいしいー」

「ありがとーみるきー」

「ホンマにりぃちゃん
上手なんやなぁ」


「彩…あのふたり」

「なんか話し合ったらしいで」

「そう、なんや」

「それと、まーちゅん」

「ん?」

「俺、美優紀と」

「おめでと良かったな」

「…おぅ、さんきゅ」

分かってた
ずっとお互い想いあってた
これが彩の幸せや
邪魔したらアカン
そしたらりぃちゃんは
りぃちゃんの幸せは?

(母ちゃんなんで泣いてるん?)
(ッグス…茉由ごめんな、ごめんなぁ)
(なんで母ちゃん謝るん?)
(これから苦労かけるなぁ)
(母ちゃん泣かないで笑って)
(フフフッ茉由ごめんなぁ…)
(母ちゃん…)

「…ちゅん…まーちゅん!!!」

「…うぇっ!!
あぁどうしたんりぃちゃん」

「いやぼーっとしてるから
どーしたん?」

「何か彩くんとみるきーと
遊びに行こって」

「あ、えっと
そうや!
みるきー!!」

「んー?まーちゅん?
う、うわっ
どうしたん!」

「俺、みるきーと遊ぶから!」

「えぇ?どうしたんや」

「まーちゅん?」

「お、俺
みるきーが好きやから!」

「「え!?」」

「まーちゅん
私のことを…」

「美優紀!本気にすんな!
まーちゅん一体何を」

「ええやんか!今日くらい
彩はりぃちゃんと遊んで!
行こっみるきー!」

これでいい
2人の関係を壊すことはできん
でも、せめて
2人でいさせてあげたい




「知らんかったなー
まーちゅんが私のことをー」

「い、いやそれはその…」

「りぃちゃんのこと
そんなに好きなん?」

「な、なっ///」

「バレバレやで?
昔から変わらへんなぁ
女の子泣かせたくないって
いっつも一人で傷ついてさ」

「ハハハッ痛いやろ?」

「そんなまーちゅんのこと
私好きやけど」

「え///」

「私にしときーや」

「…って
みるきーには彩だけやん」

「フフフッせいかーい」

「ええねん
少しぐらい彩貸してあげてや?」

「りぃちゃんそんなんしても
喜ばんと思うけど?」

「そんなことないっ!」

「はぁ…鈍感」

「え?」

「ま、それがまーちゅんか」






「まーちゅんみるきーのこと
好きやったんや」

「あの野郎、美優紀のこと
連れていきやがって…」

「…」

「あーりぃちゃん
それは嘘やで
まーちゅんは
美優紀のこと
好きちゃうで」

「でも」

「ホンマやから
ちょっと、その
アイツは…
アホで不器用やから」

「そう、なんかな…」