5 見あげると、そこには青い空 | i am in the vortex

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ヴォルテックスに入って「自分の夢を実現する」奇跡の体験をつづります

さとう兄弟に会ってくる。

さとう兄弟。

何者か、やっぱりよくわからない。

 

今回の再会があまりにも不思議すぎて感謝の気持ちがわいてくる。

 

ふたりは、とつぜんまた現れた。

そしてわたしを整えて帰っていった。

 

ふたりは整体をやっている。

普通の整体とちょっと違う。

身体を見ながら、あーここに溜まってるね。

トラウマ、とか、あーあのときの思いここにあるね、とか

そんなことをふたりで確認しあうように身体を整えていく。

 

知人の紹介でふたりのことを教えてもらったのが半年前くらい。

 

不思議な兄弟がいる、と。

 

ふたりからとつぜん連絡が届いた。

 

そのときのわたしは、前の仕事を終わろう、

という決断をしたときで、すごいうれしい気持ちでいた。

お金のことを考えたら、続ける、という選択肢もあったかもしれないけれど、

あまりにも強烈な人で、続けるのは無理だ、という判断を自分のなかでした。

それ以外の外的な状況的にも続けることは難しそうで、

これで辞められる、助かった、という思いを感じてただただうれしかった。

 

そんなときにきたふたりからのメッセージ。

「調子はどうですか?今、寝不足じゃありませんか?」と。

 

うれしくてワクワクしてたし、

自分は眠るのが大好きで、寝る前もいつもワクワクして床につく。

だから、なんで寝不足なんて言うんだろう?と思っていた。

「ぜんぜんぐーぐー寝れてます。また機会があったら会いましょう」

と返事をしてそのときは終わった。

 

 

そしてその夜、すごい咳がでた。

ある一定の時間になるとすごい咳がでてくる。

眠れない。

もうろうとして、

身体を壁に押しつけて疲れ切って朝方眠る、

声がでない。

 

人生ではじめて、咳で眠れない、という経験をした。

そんな日々が三日ほど続いた。

 

ふたりにあらためて連絡をした。

「ふたりのメッセージが予言のようにほんとうに眠れなくなりました」と。

 

そして、ここ数週間であったこと。

ここ半年くらいやっていた仕事に区切りをつけた話をした。

 

そして明治神宮の奥に広がる丘で会う約束をした。

 

気晴らしのほんのピクニックに行くくらいの気持ちで明治神宮に向かった。

 

歩いている森は気持ちがよくて。

外国からやってきた観光客が楽しそうに歩いている。

 

森をぬけると

秋の陽の下でキラキラと黄金に輝く芝生が広がっていた。

その丘のてっぺんにふたりは立っていた。

 

思ってた以上に疲れ果ててましたね、と言われる。

 

森に近い芝生の上に布を広げると

さっそく見ましょう、と。

 

肺かな、肝臓にもあるね。あー頭がすごい。

 

とふたりで話してる。

そして、あーこれトラウマきてるものですね。

三つあります。と言われる。

 

昨日さとう兄弟に会う前に書いた

母への恐れ、その過程で自分のなかに作ってしまったトラウマ

まさにそれらを指摘して言われた。

 

自分の波動をなくしてしまうくらいに

他人の波動に影響を受けてしまう。

何度も何度も同じような人を引き寄せてしまう。

 

この半年、自分の軌道をすべて閉じて、頭を回転させていた。

自分の中の流れは、肝臓、肺、喉とじょじょに閉じていき

すべてを喉に貯めていた。

そして自分のなかで、終わり、という区切りをつけたとき、

吐き出されるように喉から出てきたんです、と。

 

人はこうやって病気になるんですよ、と。

 

 

青空の広がる芝の上で身体を整えてもらう。

 

寝転がると、いちめんに青い秋の空が広がっている。

雲がゆっくりとすぎていく。

赤や黄いろに葉を染めた木々が見える。

 

ガチガチになった頭を整えてもらいながら、

心から感謝の気持ちがわいてきた。

 

ここ数日、

自分の波動をあげようとしたり

心地よい自分に戻ろうとしても

まったく自分の中心部が動かないのを感じていた。

無理矢理、大丈夫、できてる、できてる、と思っていたけれど、

 

整えてもらったあと、今、もっと自然に物事を感じられる自分がいる。

 

前に行きたい、変わりという思いが

ぼくたちを呼んで、こうしてまた会えたんだと思いますよ、と言われる。

 

自分が抱えてきたトラウマに魂のレベルで気づくことができたように思う。

すべてが閉ざされていたような人生に光がさしこんでくる、

そんな気持ちでいる。

 

帰りにひいた明治神宮でのおみくじには

 

「一日に三度かえりみなさい」と書かれている。

 

自分の波動がどうなっている?

自分の気持ちがどう?

今どこに向かおうとしてる?

どこに向かいたい?

 

一日に三度でも何度でも意識しようと思います。

 

ありがとうございます。

 

さとう兄弟との時間は、

やっぱり村上春樹さんの小説の中に入りこんだみたいな時間でした。

 

無意識のレベルで起こってることだからかな。

村上春樹さんの物語も。

さとう兄弟との出会いも。

 

ふたりは千年くらい生き続けられるんじゃないかと思う。