備忘録として7で記載した課題へのアプローチをメモする

  1. ターンアウト(股関節の外旋)
    • 課題感:臀部の力みと癒着
    • 改善策:坐骨の向きに意識を向ける。床に対して坐骨が垂直に立てているか、身体感覚に全集中する。垂直が意識できると体幹(コア・軸のアラインメント)が整う。すると、インナーユニットが正しく働き、脊柱の”引き伸ばし”が可能となる。その結果、腰骨盤部が高い位置で安定するため股関節に”隙間”ができ、回旋(内外旋)運動が円滑になる。
  2. プリエ(股関節・膝関節・足首の屈曲/伸展運動)
    • 課題感:脚関節(股関節・膝関節・足首)のアラインメントが崩れ屈曲伸展が正しく入らない
    • 改善策:ターンアウトの時と同様に坐骨の向きへの意識。坐骨が真下であることを意識し、更にASISと仙骨にも意識を向け、床に対して真っ直ぐ立てている状態をつくる。その上で、坐骨を中心に向かって閉じたまま股関節を屈曲へ移行すると、自然に外旋方向へ動く。股関節が屈曲&外旋するから、それに連動して膝関節・足首も屈曲する、という順序が大切。ちなみに、膝の屈曲方向と足の中指人差し指の方向は必ず同じ向きであることが必須。膝と足(foot)の方向が捻れると膝下O脚等の拗れ(ねじれ)に繋がりかねないので、とにかく注意。同じ向きが維持できる範囲での外旋でOK。
  3. タンジュ(「張った」という意。脚の前後左右伸展運動)
    • 課題感:足の下で床を擦る感覚が入らず、且つ軸が崩れやすい。
    • 改善策:踵の中心(or やや内側)から内くるぶし、膝上からの内転筋、そして恥骨への繋がりを意識する。そうすると体の中心軸が整い自身の身体感覚で体幹の伸びが実感できるので、その状態での立位を維持。なるべくその体幹を維持したまま、上記1・2の改善策を駆使し、”股関節を切り離しながら”足で床を擦り、脚全体のターンアウトを維持しながら前横後ろへ伸展させる。