前回の記事、パレスチナ難民支援についてちょっと付け加えたいことがある。
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今もなお、子どもたちが袋いっぱいの冬服を毎日美術室に持ってきては、フリーマーケットのように並べている。
これはどうやら同僚リファーのアイディアで、1人で生徒に呼びかけて服を集めては貧しい生徒に配っているらしい。
冬服は高いからということで、とりあえず冬服だけを集めているそう。
そして今日は少人数、2,3人ずつ呼んでそれぞれ物色して選ぶことができた。
4年生はまだ恥ずかしいとかそういう人の目は気にならないお年頃なのか、もらったコートを次の日着てきて『どう?かわいいでしよ?』なんてキラキラした笑顔で言ってくる。
1人の教師の想いに触れ、少ないながらも喜んでいる子どもたちの様子をみて、物資の支援ってのは”何を-what”はもちろんだが、”どのように-how'が重要なんやなって思った。
必要としているところに渡るように配慮、工夫すること。
* * *
リファーは同じ教師として、様々な場面で生徒たちを想う気持ちが感じられる。
そこは教師として尊敬するし、未来への希望があるなって思う。
遅刻、掃除、提出物、クラス内のけんか、学校のルールを守ること…
日本の学校のようにホームルームの時間がないからクラス経営大変やろなって思うけど、きちんと指導しようとしている。
あんなに嫌いだったリファーのことを、尊敬できる日がくるなんて思ってもいなかった。
誰にでも尊敬する部分や、いいところがあって、目を向ける対象を変えるだけで人間関係がガラッと変わることがある。
頭ではわかっていても、結構難しくてすっかり忘れてた。
えぇ年になって経験が増える分、そんな簡単なことにも気づけなくなってる。
そろそろヨルダンで残りやりたいこと、日本帰ってやりたいことリストを作ろうと思ってる。
そしてムーミンの原作を読みたい今日この頃。