みんな一人じゃないって
コマーシャルで5人組が
言ってた

周りには沢山いるのに
大勢の中の一人に過ぎない
みんな一人きりだから
思いと肩を寄せる

誰しも一人きり
それで成り立ってるのさ

空いてる手は何の為にあるの?
その2つずつある目は?耳は?

持て余してんなら貸してくれよ
使わねえなら譲ってくれ

綺麗事に聞こえるなら
放射能を浴びて来なよ

みんな一人きり
誰しも足りないピースで生きてる

補う為のピースを
どうか誰か分けてください

不格好でもいいさ
尖っててもいいさ

どうか誰かピースを分けてください




桜に勝る位の勢いで
梅が満開に咲き誇る

夜風に吹かれて
花びらが舞う

そんな春の兆し

桜の蕾も膨らんで

今は世界中が憂いを帯びて
至る所で救いを待ってる

地面は時折、動いて
人々は、動じ 惑う
それでも季節は足早に訪れる

灰色滲む雲とピンクの花びら
僅かな太陽の日差し

世界中の憂いが
マーブル模様に混ざり合っても
ただ 生きるだけ

放射能に汚されたとしても
酸素を吸う

腹を膨らませて毒を光に
私が変えてやる

覚えておいて
手を翳して悲観しなくたって
いつだって光は刺す様に
眩しいって事




カリフォルニアやメキシコ
太陽の似合う場所に憧れた

30歳になったら俺は死ぬからと
ドラッグに溺れ
細くて白い手首に
傷を付ける

日常がドラッグに染まって
朝も夜もお構いなしに
ラリってた

そんなある日
いつもの様に駅の改札を抜け
階段を下りる

彼の頭の中でブランキーの
螺旋階段が流れる

初めて彼は
足と道を踏み外した事に気付いた

移送された病院で目覚めると
男はもうジャンキーではなくなった
そして何もなくなったと知る

男は30になっても
死ななかったし、死ねなかった

それでも
カリフォルニアやメキシコ
太陽が似合う場所に憧れた

いつか行けるとそう信じて