自傷行為なんて
余程の馬鹿がやる現実凌ぎ
付けられた名は防衛規制

クソみたいな男共と
セックスする痛みの方が
遥かに深く突き刺されると
何とも思わない振りをして
やり過ごして来た

会話すら面倒だった

さっさとバスルームで
シャワーを浴びて
カッタナイフをしゃぶって
穴を抉られるだけで
私は良かった

他には何も望んでいなかったし
鐚一文要らなかったけど
虚しくて家に帰って
泣いて泣いて泣いて泣いてた

シンプルで
ワンパターンな逸脱の毎日
虚無ばかりが栄えてた
そして、余りにも惨めで
しかし、だ
やっと大切な人が出来た
こんなクソな私にも、だ

その人の為にも自分の為にも
生きようとそう思って
たった今、腕を切ってしまった

だけど後悔してない
腕で済めば立派な成長で
健気な誇りにすら思うから

別に腕がメロンみたいな網目に
なっても気にならなかった



一体 何故こんなにも
病んでいるのか

私の存在が 何故こんなにも
希薄なのに
容易に人を傷つけられるのか

何故こんなにも生きづらいのか

検討もつかないのです

そして何より
死にたくて死にたくて
堪らない事が
何だか気味の悪い事の様に
思えるのです

私の子宮は正常なのでしょうか
私の子宮は異常なのでしょうか

検討もつかないのです




カッターの刃を腕に
埋めるとサクッと音がした

次第にザクザク音に変わってく

私がやけに無機質に思えた

流れる血さえ無機質に見えた

それを自分の目と腕と血で
ただ、確認したかった

空気よりも薄いかどうか
それだけ知りたかった